約 5,322,882 件
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/4613.html
【TOP】【←prev】【GAME CUBE】【next→】 biohazard タイトル biohazard バイオハザード 機種 ゲームキューブ 型番 DOL-R-GBIJ ジャンル アドベンチャー 発売元 カプコン 発売日 2002-3-22 価格 6800円(税別) 【TOP】【←prev】【Wii】【next→】 biohazard タイトル biohazard バイオハザード 機種 Wii 型番 RVL-P-RE4J ジャンル アドベンチャー 発売元 カプコン 発売日 2008-12-25 価格 4190円(税込) タイトル biohazard Best Price ! 機種 Wii 型番 RVL-P-RE4J-1 ジャンル アドベンチャー 発売元 カプコン 発売日 2009-12-3 価格 2990円(税込) タイトル biohazard Best Price ! 機種 Wii 型番 RVL-P-RE4J-2 ジャンル アドベンチャー 発売元 カプコン 発売日 2011-6-30 価格 2100円(税込) 【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 BIO HAZARD タイトル BIO HAZARD バイオハザード 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00222 ジャンル アドベンチャー 発売元 カプコン 発売日 1996-3-22 価格 5800円(税別) タイトル BIO HAZARD バイオハザード 機種 プレイステーション 型番 SLPM-80027 ジャンル 体験版 発売元 カプコン 発売日 価格 非売品 【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 BIO HAZARD DIRECTOR S CUT タイトル BIO HAZARD DIRECTOR S CUT バイオハザードディレクターズカット 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00998~9 ジャンル アドベンチャー 発売元 カプコン 発売日 1997-9-25 価格 4800円(税別) 【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 BIO HAZARD DIRECTOR S CUT DUAL SHOCK Ver. タイトル BIO HAZARD DIRECTOR S CUT DUAL SHOCK Ver. バイオハザードディレクターズカットデュアルショックバージョン 機種 プレイステーション 型番 SLPS-01510~1 ジャンル アドベンチャー 発売元 カプコン 発売日 1998-8-6 価格 4800円(税別) 【TOP】【←prev】【SEGA SATURN】【next→】 BIO HAZARD タイトル BIO HAZARD バイオハザード 機種 セガサターン 型番 T-1219G ジャンル アドベンチャー 発売元 カプコン 発売日 1997-7-25 価格 4800円(税別) バイオハザード 関連 Console Game SS BIO HAZARD PS BIO HAZARD BIO HAZARD DIRECTOR'S CUT BIOHAZARD 2 BIO HAZARD DIRECTOR'S CUT DUAL SHOCK Ver. BIOHAZARD 2 DUAL SHOCK Ver. BIOHAZARD 3 LAST ESCAPE BIOHAZARD GUN SURVIVOR BIOHAZARD 5th Anniversary Special Package "Nightmare Returns" N64 BIOHAZARD 2 DC BIOHAZARD 2 Value Plus BIOHAZARD 3 LAST ESCAPE BIOHAZARD -CODE Veronica- BIOHAZARD -CODE Veronica- 完全版 GC biohazard BIOHAZARD -CODE Veronica- 完全版 biohazard 0 BIOHAZARD 2 BIOHAZARD 3 LAST ESCAPE BIOHAZARD COLLECTOR'S BOX biohazard DOUBLE FEATURE biohazard 4 Wii biohazard 4 Wii edition バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ biohazard 0 biohazard BIOHAZARD THE DARKSIDE CHRONICLES BIOHAZARD CHRONICLES VALUE PACK Handheld Game GB BIOHAZARD GAIDEN 駿河屋で購入 ゲームキューブ Wii プレイステーション セガサターン
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/24665.html
コスチューム(こすちゅーむ) 概要 TOPなりきりダンジョンに登場した戦闘に用いるコスチューム。 登場作品 + 目次 TOPなりきりダンジョン ネタ 関連リンク関連項目 被リンクページ TOPなりきりダンジョン 戦闘に用いるコスチューム。同業他社のRPGに出てくる職業、ジョブシステムのようなものであり、コスチュームによって術技、能力値、特殊能力が変わる。「かんいきがえしつ」を使うことでコスチュームチェンジが可能。 ▲ ネタ 関連リンク 関連項目 被リンクページ + 被リンクページ システム:TOPなりきりダンジョン {▲
https://w.atwiki.jp/matomehameln/pages/46.html
バイオハザード 【作品名】とある製薬会社に務めていた研究員のヤケクソ日記 【作者名】色々残念 【URL】http //novel.syosetu.org/50227/ 【原作】バイオハザード 【長さ】長編 【状態】連載中 【あらすじ・概要】or【紹介理由・感想】 アンブレラ社に務める研究員がハーブでtueeeeする作品。主人公が不老だったり、ヒロインがラスボスだったりす る。良くも悪くもチラ裏作品。 【地雷要素又は注意事項】 オリ主 残酷な描写 日記形式 平均文字数3000以下 【作品名】 生物兵器の夢 【原作】 バイオハザード 【地雷要素又は注意事項】 R-15、残酷な描写、一度だけ作者があとがきで評価乞食してた 【概要・感想】 バイオハザードシリーズのハンターが主人公のダークな人外主人公モノ。明確な知性を持つけれど転生じゃなく自分で学習した物。 現在は人間達に実験体としていいように使われてるけど、いつか脱走して自由に生きるのが夢。 ただ真っ向から向かっても銃を持った人間には勝てず、逃げ出したとしても首輪に仕込まれた爆弾で始末されるため今の所は何も出来ず何時かは何時かはと夢見るだけ。 少なくとも今の所は突然人化したりチート能力を手に入れて無双したりする気配はない。むしろ研究者達に奴隷同然に使い捨てられてる状態。 古参のハンターは大体知性を習得してて人間の言葉も喋れないけど理解はできる設定。ある程度は意思疎通も出来る。他のハンター達にもそれぞれに個性があってかなり面白い。 主人公がチート無し、ただの実験材料という圧倒的に弱い立場の中で必死に生きる話なので、俺TUEEEに飽きた人にオススメ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/56545.html
登録日:2024/06/29 Sat 21 39 10 更新日:2024/07/22 Mon 20 17 04 所要時間:約 30 分で読めます ▽タグ一覧 2大主人公 Aウイルス クリス・レッドフィールド バイオハザード フルCG レオン・S・ケネディ レベッカ・チェンバース 復讐 悲しき悪役 映画 深見真 清水崇 被害甚大 辻本貴則 『バイオハザード ヴェンデッタ』(Resident Evil Vendetta)は、カプコンの人気サバイバルホラーゲーム『バイオハザードシリーズ』を原案とした全編フルCGの映画第3弾。2017年公開。 本作は「バイオハザード ダムネーション」の直接の続編、時系列的には「バイオハザード6」と「バイオハザード7 レジデント イービル」の間である。 制作陣は前作までとは一新され、監督は辻本貴則、製作総指揮に『呪怨』シリーズに携わった清水崇、脚本に『PSYCHO-PASS』の深見真が携わっている。深見氏は本作ノベライズも担当されている。 本作の見どころは何といっても、あのクリス・レッドフィールドがCG映画初登場。しかも、レオン・S・ケネディとの同時出演である。 ゲーム作品では『6』で既に同時出演はしていたが、ストーリー上で直接顔を合わせたのはあくまでもデモムービーのワンシーンのみで、それ以外は無線越しのやり取りや設定上の文面などで、全編に渡っての共演ではなかった。 本作はその鬱憤を晴らすかの如く、長年の2大主人公が同じ陣営で手を取り合い、背中を合わせて戦うという、長年のファンにとっては胸アツな展開が用意されている。 他にも、『バイオハザード0』で主人公を務めたレベッカ・チェンバースも久々に登場。 なお、元乃木坂46の堀未央奈氏がモブキャラの日本語吹替えを担当している。 演出面も、前半はホラー色が強いが、後半はかなりアクションシーンに力を入れた作りになっている。 ただ、アクションに力を入れすぎて主人公二人が完全に人間をやめていたり、事態の収拾が少々ご都合主義的などの点はないとも言い切れないが、こまけぇことはいいんだよ! また過去作からトライセルやネオアンブレラ等の懐かしいワードが度々出てくる。 これらのことから、同時期に発売されたバイオ7よりもこっちの方がバイオ7してる(バイオ6の続編感がバイオ7より強い)との声もチラホラ(無論、バイオ7が新規・ホラー路線に突き進んだのが間違ってたわけではなく、実際に現在で1000万以上も大ヒットしたことからもいかに人気だった事実であるという事をフォローしておく)。 脚本の深見氏によるノベライズ版は、映画本編では描き切れなかった点も描かれているほか、一部のストーリー展開が違い、特に『6』からの物語の繋がりが強調されている。 2022年にはCG映画シリーズ1作目である『バイオハザード ディジェネレーション』の1年後の出来事を描いた『バイオハザード インフィニット・ダークネス』がNetflixで先行配信された。全4話からなるドラマ方式。 お馴染みのレオンと『ディジェネレーション』から久々の登場となるクレア・レッドフィールドが主役となる。 そして2023年7月7日 ついに・・・ 本作の主人公3人に加え、新たにジル・バレンタインと『インフィニット・ダークネス』から引き続き続投となるクレアが加わった本作の続編にしてシリーズ最大のオールスター作品となる『バイオハザード デスアイランド』が公開された。 キャッチコピーは『最凶のミッション、最強のチーム』であり、まさにザ・レジェンズであると同時に敵があまりにも可哀想である。 【ストーリー】 中国をはじめ、複数の国を巻き込んだバイオハザード6の事件から1年後の2014年。 対バイオテロ組織B.S.A.A.のクリス・レッドフィールドは、B.O.W.も取り扱う武器商人グレン・アリアスの組織に潜入捜査していた部下の救出のため、メキシコ陸軍と共同でアリアスの潜伏先に向かう。しかし、潜伏していたアリアスの”新商品”である『敵味方の識別が可能なゾンビ』に返り討ちにされ、突入部隊はクリスを除いて全滅してしまう。 クリスもアリアスと格闘戦の末に敗れて取り逃がしてしまい、救出するはずだった部下は息子もろともゾンビ化していたという最悪の展開を迎え、辛うじて後続部隊に救出されたクリスは打倒アリアスに執念を燃やすのだった。 それから4か月後、アメリカの各地で死体が突然ゾンビとして復活するという事件が頻発しており、シカゴの大学に勤務するレベッカ・チェンバースはそれが新種のウィルスによるものであると看破し試作ワクチンの生成を行っていた。しかし、ワクチン生成完了後に大学が襲撃を受け、職員の大半がゾンビ化してしまう。 間一髪のところでレベッカは元同僚のクリス率いるB.S.A.A.の小数精鋭部隊シルバーダガーに救われる。 レベッカはクリスに、今回のウィルスの遺伝子情報にかつて欧州で発見された寄生生物プラーガのものが使用されていることを明かし、二人はプラーガがらみの事件に何度も遭遇した現在休暇中の合衆国エージェントであるレオン・S・ケネディに協力を要請する。 【登場人物】 劇場公開時は英語音声のみ。DVD/BD発売時に日本語吹き替えがついた。 英語音声/吹き替え音声で記載する。 ◇主人公 クリス・レッドフィールド 「いつか決断を迫られる―彼らを殺すか、彼らに殺されるか。そういう事に英雄はいない」 声 ケビン・ドーマン/東地宏樹 モーションアクター ルーベン・ラングダン 遂にCG映画初登場となった我らがシリーズ主人公。41歳。対バイオテロ組織B.S.A.A.実働部隊隊長。 時系列的に『6』と『7』の間で、外見や兵装は『6』の中国編での彼に近いが、ゲーム作品ほどのガチムチゴリラではなく、若干筋肉質ながらも手足の長い面長のイケメンと化している。ひょっとして『7』のスリム化への伏線だったのか・・・? それでいて、人外に片足突っ込んだ卓越した戦闘力は健在で、後半では銃剣付きARでの射撃・格闘術を軽快なフットワークで繰り広げる。ゾンビ相手に大立ち回りを繰り広げるが、今作のボスであるアリアスには初戦で圧倒され、部下を皆殺しにされたのを機にリベンジを誓う。 序盤で捜査に協力したメキシコ陸軍部隊がまたしても全滅し、部下も救えなかったことで慟哭するが、それでも立ち直れたのはやはり『6』の頃の経験が活きているからだろうか。むしろ今作では逆に飲んだくれるレオンを連れ出す側となっている。少しはピアーズの苦労が分かったのだろうか・・・ またヘリでのレベッカ含む他隊員達との雑談では今までの彼にはなかった明るくユーモアな側面を映し出される。クレアにもこれぐらいで接してやれよ。 レオンの本格的な活躍は後半からで、本作の副題である『ヴェンデッタ』の意味合いも含め実質クリスが本作の主人公と言える立ち位置となってる。 レオン・S・ケネディ 「最近考える―俺は子供の頃、どんな大人になりたかったのか」 声 マシュー・マーサー/森川智之 モーションアクター ジェイソン・ファント CG映画シリーズ皆勤賞の主人公。37歳。合衆国エージェント組織DSO所属。今作は出番の大半はクリスに比重が置かれているため、実質準主人公の立ち回りで、モノローグでの狂言回し役が多い。 これまで幾度も困難を乗り越えてきたタフガイでもあったが、それでも本編開始前のある事件がきっかけとなりついに心が折れてしまい、中盤にクリス達が見つけた時にはロッキー山脈のロッジで真っ昼間から酒に溺れている始末であった。何としても彼を連れ出そうとするクリスと口論にまで発展するが、遂にキレたレベッカが仲裁に入り一喝されたことで、ようやくクリスと共に冷静になる。 直後、ロッジにかつて自分を裏切った情報屋のパトリシオや、アリアス達の部隊が矢継ぎ早に表れ、大混乱の末にレベッカが攫われてしまう。死に際のパトリシオの懇願や彼の家族の声を聴いたことでようやく戦いを決意し、遂にお披露目となった銃’センチネルナイン’を手に戦場へ向かう。 このように「今まで周りの人間が自身の死神体質のせいで多く死ぬ姿を眼にしてるのになぜ今更ここまで荒れ果ててるのか?」「1年前の『6』でゴリラの如く暴走状態に等しかったクリスを諭す程冷静だったレオンがこの程度で?」と困惑・ツッコまれる本作のレオンだが、所謂ヤケ酒設定は彼の初デビュー作である『バイオハザード2』の時点で存在しており、劇中では描写されないものの、彼の口から語られたある事件が内容的に想像以上の凄惨な出来事であったことが窺い知れる。 本作では『6』でレオンのパートナーを務めたヘレナと同作で登場した同じエージェントのシェリーが登場しないのもまさか・・・ 作中ではトム・クルーズも真っ青な人間をやめたバイクアクションや、ジョン・ウィックみたいな銃裁きで大立ち回りを繰り広げる。そういえば両者とも声優繋がりか・・・。また、冗談でもガチでも他の味方面々含むレオン達の方が街の被害を増大させてるとツッコまれることも。 ノベライズ版では、事件前のレオンとDSOの活躍が補完されているので、興味のある方は是非一読あれ。ただし、映画版といくつか設定が異なる場所がある。 レベッカ・チェンバース 「―でも私が知っているあなた達は、言い争うばかりで世界を見殺しにするような人間じゃない」 声 エリン・カーヒル/小清水亜美 モーションアクター エリン・カーヒル 『0』や舞台版『The STAGE』以降、久々の登場となったキャラクター。かつてS.T.A.R.S.だった頃は18歳の最年少隊員だった彼女も、今では34歳の立派なレディに成長。ある部分も立派に。中盤で披露したウェディングドレス姿にドキドキしてしまった諸君は素直に手を挙げなさい。 レオンと対面する際に着替えた姿は0の頃のコスチュームに近い。 大学教授としてウィルスの研究を行っており、B.S.A.A.にもアドバイザーとして協力している。作中でもウィルスのワクチン生成に成功したり、新型ウィルスの特性を独自に分析し、それらの特性を完璧に言い当てアリアスに感心されるなど、その知識はかなりのもの。 と、ここまでだとさすがは0の主人公なだけあって有能かと思いきや、本作での扱いはハッキリ言ってとてもあのレベッカとは思えないぐらい酷い。一言で言い表すならぶっちゃけほぼピーチ姫状態。また、丸腰とはいえこれまで比較的余裕に相手してきたゾンビ1体ですら怖気づくほど精神面でもあまり強いとは言えない。初代でもハンターに手も足も出ずに怖気づき、ルート次第ではそのまま殺害されたりもしたが、それを踏まえてもかなりの落差である。 これには実際、「この役回りをなぜ旧主人公であったレベッカでやる必要はあったのか?」「主人公・戦闘経験あるのにクリスやレオンのようなまとも活躍がレベッカにはなぜないのか」等、困惑ないし否寄りの声も少なからずあった。 一応彼女の名誉の為にフォローしておくと、言い争うクリスとレオンを厳しい言葉で一喝しつつ立ち直らせた(これにはのちにレベッカは「私って嫌な女よね・・・」と振り返ってた)り、後半とある理由からアリアスに拐われてしまっても、毅然とした態度を崩さなかった。 また序盤でいきなり新型ウィルスに感染してしまったため、完成直後の一つしかない試作ワクチンをぶっつけ本番で自分に投与し、ワクチンのデータを残すという手柄を立てており、それが終盤の反撃に繋がっている。 というわけで、本作の彼女は従来作とは良くも悪くも違った立ち回りをすることとなってしまったのだが、本作の続編『デスアイランド』にてようやくレベッカらしい本格的な活躍を与えられることとなった。 ◇A-GUA社 グレン・アリアス 「失礼な・・・私はビジネスマンだ。欲しいという相手に必要なものをたくさん売っている」 声 ジョン・デミータ/桐本琢哉 表向きは大手飲料水メーカー「A-GUA(アグア)社」設立者で、裏の顔は元軍人という経歴の国際指名手配中の武器商人。なお、ノベライズ版ではグレン・アリアスという名も本名ではなく、本名を知っているのは自分と一部の親族、友人だけとのこと。ジョージ・クルーニーに激似 昔のコネを駆使して、B.O.W.を含むあらゆる商品を提供するとされており、トライセルやネオアンブレラの遺産も取り扱っている。自社の研究施設にて新たなウィルス「A-ウィルス」を生み出し、今回の騒動を引き起こした張本人。 本作の副題である『ヴェンデッタ』とはイタリア語で「復讐」の意味で、彼の犯行動機そのものである。 上質なスーツを着こなした上品なビジネスマン風の立ち振る舞いでありながら、戦闘時は銃武装したあのゴリラクリスを格闘戦で圧倒する程の完璧超人(小説版によると彼自身もA-ウイルスで身体強化をしてるらしい)。 A-ウィルスによる「近年の戦争で生じた非対称性の是正」が目的と語るが・・・ + 「私の時間は、あの瞬間に止まった・・・」 軍人としてCIAの汚れ仕事を請け負い、数々の闇を目にしてきた彼だったが、そんな自分の人生に嫌気が差し、長い時間をかけて自分の過去や名前を捨て去り、武器商人としての道を歩みだす。 そんな中、サラという最愛の女性と出逢い、やがて遂に二人は結婚式を挙げることに。 式にはゴメス親子を含めた友人たち、親族たちが参列し、傍らには愛するサラがいる。まさに幸せの絶頂だった。 そんな矢先にふと空を見上げると、一機の小型無人機がこちらに近づいてくる。 そして無人機からは爆弾が放たれ― 次にアリアスが気がついた時には、結婚式は地獄絵図だった。 式場は火に包まれ、参列者たちは無残にも犠牲となった。 そして愛するサラは、ついさっき交換したばかりの指輪をはめた左腕しか残らなかった。 一瞬にして地獄に叩き落されたアリアスはただ慟哭するしかできなかった。 当時彼は某国との武器の裏取引を行っていたが、手腕が悪質すぎたとしてその国の暗殺リストに載り、結婚式の日に実行されたのだった。 この日を境にアリアスは人が変わり、B.O.W.にも手を出すようになった。 アリアスが語った「非対称性の是正」とは自分が生み出したB.O.W.で大国すら滅ぼし、自分をこのような状況に追いやった世界へ復讐(VENDETTA)することだったのだ。 さらに彼はクリス達と行動していたレベッカを連れ去り、終盤ニューヨークのアジトの高層ビル屋上にてついに激突する。 拳銃の撃ち合いからナイフ、徒手格闘と激しい戦いを繰り広げ、ひび割れたガラス張りの天井の上での格闘の末、遂にクリスはアリアスの不意を突く形で割れたガラスから地上へと投げ落とす。 高層ビルの屋上からコンクリートの地面に投げ落とされた武器商人はついに力尽きた と思われたが・・・? ディエゴ・ゴメス 声 フレッド・タタショア/大友龍三郎 アリアスに付き従う身の丈2メートル超えの大男。どう見てもバットマンのベインにしか見えない 筋肉と明らかにヤバそうな何かで膨れ上がった巨体の各部を、金属のプレートやボルトで補強しており、金属製の仮面を顔面に縫い付けられている。 外見的に『6』に登場したウスタナクに近いが、右腕は健在なので義手を切り替えるギミックアームはない代わりに巨大なミニガンを操る。 彼がこうなったのは、過去にある出来事で重傷を負った際に、アリアスの手によって治療と共に肉体改造を施されたためであり、作中で一瞬登場した過去の写真では、せいぜいアリアスより少し背の高い大柄な体格の普通の人間だった。 ノベライズ版では治療の際にt-ウィルスとA-ウィルスを投与されたのだとか。 声優がキャスティングされているものの、作中ではまともなセリフはなく唸り声しか発さない。なお、大友氏は実写映画6部作ではサイコロステーキ先輩の先駆けとも言えるワン隊長の日本語吹替えも演じていた。 + 「ドン・アリアス。俺はあんたの忠実な用心棒さ。俺はあんたの盾になりたいんだ。」 ノベライズ版では彼の過去が描かれている。 彼はかつてメキシコの麻薬組織の幹部だった。だが内部抗争によって命を狙われた際に、彼の命を救ったのが当時任務で潜入捜査を行っていたアリアスだった。 その後組織から足を洗い、カタギに戻ったディエゴは、命の恩人であるアリアスの友人となった。やがて娘も生まれ、コロナビールとルチャ・リブレを愛する豪快な性格の父親となった。 アリアスの仕事には常にボディガードとして付き従い、服の下にはいつもボディアーマーを身に着けていた。 結婚式の時にも、動けなかったアリアスに咄嗟に覆いかぶさり爆撃から身を守ったが、引き換えに重傷を負い、命を繋ぐためにアリアスによってウィルス投与と肉体改造を受けたのだった。 改造後は爆撃の後遺症もあって声が出せなくなったが、引き換えに先述した携行用に改造したミニガンを軽々と取り扱うほどの怪力を手に入れた。 平時はアジトであるニューヨーク本社社屋の研究施設にて、機械に繋がれた状態で調整されている。その際に、自身に語り掛けるマリアの手を優しく握り返しており、親子としての絆は失われていない事がうかがえる。 終盤に研究施設に突入してきたクリスに襲い掛かり、圧倒的な怪力と耐久力で追い詰めるが、床に転がされた焼夷手榴弾に気づけずに爆発炎上、全身火だるまになり倒れ伏す。この程度でやられるのかよとツッコんではいけない。 このまま撃破されたと思われたが・・・? マリア・ゴメス 「時間よ父さん。幸運を祈って。」 声 クリスティーナ・ヴァレンズエラ/大原さやか アリアスの部下でディエゴの娘。感情の乏しい金髪ロングの美女。ボンデージのような非常にけしからん露出の激しいぴっちりスーツを着用しており、いかなる状況でも表情一つ変えずに、潜入工作や破壊工作を行う。 戦闘シーンは劇中では残念ながら皆無だが、陽動を用いた暗殺術を得意としており、自身の存在を悟られないままシカゴ大学の職員を背後から次々と絞殺し、のちにレベッカもこれをやられた(アリアスから捕らえるように命じられてたので気絶させるに留められた)。ノベライズ版ではシルバーダガーとの戦闘が描かれており、気絶したレベッカを担いだまま、D.C.をムエタイで圧倒していた。 彼女も過去の写真では表情豊かな面を垣間見せており、感情が乏しいのは彼女もまたアリアスによって肉体改造を施されたためであるとされている。感情と引き換えにエロさを手に入れたのか・・・ + 「いよいよ始まるよ、父さん・・・行ってくるね」 彼女もアリアスの結婚式に参列しており、爆撃にて重傷を負い、アリアスに肉体改造を受けた。ただし、こちらはウィルス投与が行われたどうかは言及されていない。 爆撃によって右目を失っており、普段は前髪で隠しているが、作中で髪の隙間からわずかに見える右目周辺は黒ずんでいるのが確認できる。 任務の際は一切の感情を見せない彼女だが、父親であるディエゴに対してだけは、無機質ながらも優し気な声音で接している。 終盤では、B.S.A.A.の介入を察知したアリアスによってテロの予定が早められたため出撃。 他の戦闘員と共にA-GUA社のタンクローリーの護衛任務に就くが、D.C.が操縦するシルバーダガーのオスプレイによってタンクローリーを爆破され、重傷を負って道路に倒れ伏す形で退場 したかに思われたが・・・? ノベライズ版では描写が異なり、バイクで追撃してくるレオンとダミアンをスナイパーライフルで迎撃する。 この際、ボディアーマーを身に付けたダミアンの胴体を銃撃してバイクから叩き落すつもりであったが、タンクローリーの爆破を受けて手元が狂い、ダミアンの頭部を撃ちぬいて殺害している。 ◇シルバーダガー クリスが率いるB.S.A.A.の少数精鋭部隊。部隊章にはオオカミとナイフが描かれている。パンフレットの情報によれば、シルバーダガーは長期的かつ諜報機関的任務遂行のための少数精鋭部隊で、万が一何らかの破壊的な兆候を察知した場合は緊急即応部隊としての対応が許されているなど、かなりの権限が与えられたエリート部隊。 また、設定や本作での立ち回りや部隊章にオオカミが描かれてることから『ヴィレッジ』に登場したハウンドウルフ隊と共通点があるが、関連は不明。 D.C. 「目の前の敵を倒すのは銃弾だが、知恵があればすべての敵を倒せる」 声 アリフ・S・キンチェン/藤井隼 モーションアクター ダンテ・カーヴァー シルバーダガー隊員で短髪の黒人男性。元アメリカ特殊部隊隊員。 陸上競技での優勝経験があり、さらにコンピューターハッキングの知識も有する大卒のインテリという文武両道な男。一方私生活の方では離婚歴があり、別れた妻の話題になると落ち込むのだそう。 あまり戦闘シーンはなく、後半では専らオスプレイのパイロットを務めている。 モーションアクター、ならびにフェイスキャプチャーはあのソフトバンクのCMでお馴染みのダンテ・カーヴァー氏。キャラの経歴の一部はおそらく彼の経歴から取られていると思われる。というか、イニシャル的にフルネームも一緒な可能性も・・・?これはさすがにヨソウガイデス。 ダミアン 「別に?ただ、死ぬまで治らない病もあるだろってね」 声 アーニー・パントジャ/相沢まさき ヒスパニック系のモヒカン風の髪型の若者。D.C.とはアメリカ軍時代からの付き合い。 好戦的な性格でカナダの山奥に自前の狩猟小屋を所有している程だが、一方で神経質で皮肉屋な一面も持つ。 演者の相沢まさき氏は過去に初代リメイクと0でエンリコ・マリーニ役で出演されている。 + ... 終盤のニューヨークの戦いにて、A-GUA社のタンクローリー破壊作戦に従事。レオンが爆破したタンクローリーに気を取られたアリアスの戦闘員を撃破した。 しかし、戦闘員が乗っていたバンの荷台に乗せられていたケルベロスによって首に噛みつかれ、そのまま切断されてしまい死亡。シルバーダガー唯一の戦死者となってしまった。 ノベライズ版では経緯は異なっており、レオンと共にバイクを運転していたが、マリアによって頭部を撃ちぬかれてしまい死亡した。 ナディア 「ねえ、本当なの?特殊部隊から大学教授に転身したって」 声 カリ・ウォールグレン/戸松遥 シルバーダガーの紅一点でドイツ系アメリカ人。元SWAT隊員の狙撃手。 同性愛者で、サンフランシスコでパートナーと同棲しているとの事。 世界中で起こるB.O.W.がらみの事件から義憤に駆られ、B.S.A.A.に志願した。 + ... 最終決戦にて、アメリカ陸軍より貸与されたレールガンを引っ提げて登場。D.C.が操縦するオスプレイの荷台からの狙撃でラスボスに大ダメージを与えた。何気にバイオハザード3の頃からの技術革新を感じさせられる描写とも取れるかもしれない。 その後、逆上してオスプレイに飛び移ってきたラスボスによって胴体を貫かれるという重傷を負ったが、幸運にも致命傷には至らず一命をとりとめている。 ◇その他の登場人物 キャシー・ホワイト 声 カレン・ストラスマン ザック 声 メアリー・エリザベス・マクグリン プロローグにてクリスが救出に向かった、B.S.A.A.の隊員とその息子。キャシーはアリアスの調査のために潜入捜査を行っていたが、素性が割れてしまったために息子共々拉致されてしまった。任務内容から、キャシーは恐らくシルバーダガーの所属だったと推測される。 クリスらが潜伏先の洋館にたどり着いた時には既に手遅れで、二人ともA-ウィルスを投与されたことでゾンビ化しており、突入したメキシコ陸軍部隊を襲った。クリスも、ゾンビ化したザックを前にした時はさすがに堪えたのか、直接銃を撃つことはできずに手榴弾で他のゾンビ共々爆破する形で撃破している。 キャシーはその後アリアスとの戦闘に敗れたクリスにけしかけられる形で登場し、他のゾンビと共にクリスを追い詰めるが、間一髪で到着したメキシコ軍の後続部隊のヘリによって機銃で一掃された。自責の念に駆られたクリスは、キャシーの亡骸を抱いて慟哭するのだった。 なお、ノベライズ版では息子は二人になっている。 アーロン 「それかい?例の狂暴化ウィルスって」 声 ジェイソン・ファント/小林親弘 レベッカの同僚で、同じ大学に勤務するポストドクター。レベッカに好意を抱いており、ノベライズ版ではスマートフォンに彼女の写真を密かに保存しており、なかなかデートに誘えないことを愚痴っている。 そんな気持ちを知ってか知らずか、レベッカにはいいように使われてしまっている。アーロンお前は泣いていい そんな中、潜入してきたマリアによって大学でA-ウィルスを用いたバイオテロが引き起こされてしまい、職員の大半はゾンビ化、アーロンも例外ではなくレベッカに襲い掛かったため、反撃で消火器で頭を何度も叩き潰される形で死亡した。 なお、ゾンビ化した彼がゆっくりと振り返るシーンは、初代バイオハザードにて、初めてゾンビと遭遇した際のムービーの再現。 パトリシオ 「頼む・・・DSOへのコネはあんただけだ・・・!」 声 アレクサンダー・ポーリンズキー/白鳥哲 元麻薬密売人の情報屋。金に汚い性格の小物だが、数年前に結婚して生まれた娘を溺愛しており、レオンにはよく妻と娘の自慢話をする子煩悩な一面もあったようだ。 何とあのロス・イルミナドス教団の元構成員という経歴を持つ。ただし、役割はあくまでも外部との折衝役という末端中の末端であり、プラーガも投与されていない。教祖の性格からして、金に汚い彼は碌に信頼もされていなかった事がうかがえる。 本編前のDSOの任務に情報提供者として関わっていたが、あろうことか捜査情報を敵側に売っており、結果的にDSO側に多数の死傷者を発生させる事態に発展し、レオンからは仲間の仇として恨まれている。そのため、本編でレオンと顔を合わせた途端に罵詈雑言と共に腹パンを浴びせられている。 そんな彼が今作の事件に巻き込まれたきっかけは、アリアスがA-ウィルス制作のためにロス・イルミナドス教団の残党に接触していたため。金の匂いを嗅ぎつけ、かつての古巣によせばいいのに深入りした結果、アリアスらに命を狙われるようになってしまった。彼がかつて裏切ったレオンに泣きついてきたのは、スペインにいる妻と娘の保護を訴えるためだった。 間髪入れずに襲撃してきたディエゴの機銃掃射によって致命傷を負い、レオンにアリアスの情報の入ったスマートフォンを託し、事切れてしまう。さらに追い打ちをかけるようにスマートフォンには彼の妻からの着信が届き、電話越しに彼の妻と娘の声を聴いたことで、レオンは否応なしに戦いに舞い戻るのを決意することに。 ノベライズ版では、自分や家族の命が関わっている状況にもかかわらず、自分を締め上げてアリアスの情報を詰問してくるクリスに対し、内心で情報料をどれだけ釣りあげられるか皮算用をし始めるなど、彼の抜け目の無さが強調されており、それを見破っていたレオンにも「そういうのをやめないとダメなんだよ」と完全に見放されていた。また、最期は致命傷を負って動けずにいる所を、室内に踏み込んできたディエゴに踏みつぶされて殺害されるという描写になっている。 サラ グレン・アリアスの妻になるはずだった女性。結婚式当日に爆撃を受け死亡。遺体は左腕しか残らなかった。ノベライズ版では、アリアスはディエゴが身を挺して自分を守った事に対して、「そこはアドリブを効かせてサラを守ってほしかった」と供述していた。 + 「レベッカ・・・彼女がサラだ」 アリアスは、アジトにさらったレベッカに何故かウェディングドレスを着せ、自身もまるで新郎のような純白のタキシードを着て現れる。 二人のいる部屋の壁にはスクリーンで当時の結婚式場の風景が映し出され、テーブルや椅子の数から配置まで完全再現されていた。 席についている参列者達が全て死人であることを除けば。 アリアスは、あの日の犠牲者の遺体を全て保管していたのである。当然、遺体は爆撃によって原形をとどめておらず、腐敗を完全に防ぐことも出来なかったため、A-ウィルスを投与されたうえで、箱詰めにされた状態で席の上に置かれていた。 困惑するレベッカに、アリアスは結婚式当日の写真を見せる。そこに映し出されていたサラはレベッカに瓜二つだった。アリアスがレベッカをさらったのはサラに生き写しのレベッカを使い、あの日の結婚式をやり直すためだったのだ。 アリアスは、同じく冷凍保存していたサラの左腕から結婚指輪を外し、レベッカの指にはめようとするが、レベッカに激しく抵抗されてしまい、咄嗟にレベッカを殴り飛ばしてしまう。 狼狽し、取り乱すアリアスだったが、すぐに名案を思い付いたかのように 「君とサラの腕を取り換えよう。そうすれば君の気も変わるかもしれない」とブッ飛んだ事を言い出す。誰かこいつを止めろ アリアスは全てを失った悲しみから精神に異常を来していた。 A-ウィルスで、かつて愛した人々を蘇らせようと足掻いた結果、常軌を逸した行動に走るようになっていたのである。巻き込まれたレベッカはたまったもんじゃないが 【登場クリーチャー】 ゾンビ 声 ダリン・デ・ポール 今作のメインクリーチャー。『ディジェネレーション』から久々の登場となる。 今作ではA-ウィルスの作用によって体の筋力が増強された結果、バイオハザード6のC-ウィルス系ゾンビのように、走ったり飛び掛かったりできる俊敏性を持つ。 さらに感染力が極めて高く、傷をつけられた途端、わずか数分でゾンビの仲間入りである。当然、主人公勢も例外ではないため、ゾンビに噛まれないような戦いを強いられることに・・・そんなヤバいゾンビに肉弾戦で挑むクリスとレオンの無謀さよ そして最も厄介なのが「敵と味方を区別できる」点。 これまでの作品に登場したB.O.W.の問題点として「制御が難しく、場合によっては味方にすら牙をむく」点が挙げられる。まさに前作『ダムネーション』でもこれは描かれていた。 だが今作のゾンビは、この欠点を遂に克服した、極めて完成度の高い生体兵器といえる。なお『6』のように武器は扱えなくなった模様。 ケルベロス かつてアンブレラが生み出した懐かしの犬型B.O.W.。 t-ウィルスを用いて生み出された生体兵器だが、今作のものはA-ウィルスも投与されて強化されており、ハイウェイを疾走するレオンのバイクに易々と追いつく程の筋力を発揮して他、走行中の乗用車に飛び乗った際は車体が潰れる程の凄まじいパワーを有している。今作のディエゴはt-ウィルスとA-ウィルスを投与された設定があるため、もしかするとそのノウハウをケルベロスに活かしたのかもしれない。 ゲームではいいようにあしらわれるわんこだったが、今作にて、実に完成された生体兵器であることを思い知らされた方もいるかもしれない。 ノベライズ版では、さらに体長が3メートルにまで大型化している。もののけ姫の山犬かよ 「ディエゴ・・・最終手段だ・・・解き放て」 変異アリアス(通称アリエゴ) 激闘の末、高層ビル屋上からコンクリートの地上へ叩き落されたアリアス。しかし、まだ虫の息ながらわずかに意識はあった。 そこへ、全身を焼かれながらも同じく生きていたディエゴが歩み寄る。 アリアスはディエゴに最終手段として力の開放を命じ、応じたディエゴは両腕の手枷を破壊し、顔面に縫い付けられた鉄の仮面を引きはがす。 するとディエゴの全身に止められていたボルトが内側から外れていき、背骨に沿ってバックリ開いた背中からトゲと粘液まみれの触手が飛び出し、瀕死のアリアスを取り込んで融合。 次に屋上に姿を現したその姿は、これまたお馴染みのタイラントに酷似した巨人だった。この状態でもアリアスの意識がはっきり残っており、ちゃんと会話も可能。なお、左胸には抜け殻になったようなディエゴの頭部がG第二形態のように存在するが、屋上にオスプレイが現れた際に反応していることから、一応ディエゴの意識も残っているようだ。 右胸にはタイラントと同じく赤く点滅する心臓のようなコアが存在する。 タフネスも尋常じゃなく、レオンに正面からこれまたお約束通りデザートイーグルによる銃撃を集中的に浴びせられても(その数、マガジン2個と数発分を立て続けに)。突進の勢いを止めない程。 両指先からはお約束のように爪を伸ばすことも出来る。それも瞬時に数十メートル単位の長さまで。いくら何でも無理がある 満身創痍で丸腰のクリスと、駆け付けたレオンを圧倒的戦闘力で苦しめるが、そこへシルバーダガーのオスプレイが駆け付け、ナディアが放ったレールガンによる狙撃を受け、ここでディエゴの頭部を失う。おいおい、貫通と破壊力がエグいせいでこいつらより街ブッ壊してんじゃねえか!というツッコミは禁句。逆上したアリアスは今度はオスプレイに矛先を向け、機体に飛びついて爪でナディアを串刺しにする。 そこへ、レオンが屋上まで乗ってきていたバイクを走らせ、その勢いで屋上から飛び出したバイクをアリアスにぶつけ、バイクのエンジンをデザートイーグルで撃ちぬいて爆破というスタイリッシュすぎる技を見せる。 アリアスは顔面と胸が大きく抉られるほどのダメージを受け落下するが、それでも両手の爪を数十メートルほど伸ばして空中のオスプレイとビルの壁面に突き刺し、宙づり状態でなおも足掻くが、とどめにクリスのグレネードランチャーを露出した右胸の心臓に受け、遂に爆発四散。 肉片と共に、アリアスの結婚指輪が地面に転がるというどこか哀愁漂う末路を迎える。 【用語】 ◇A-ウィルス 今作の事件の発端となった、映画オリジナルの新たなウィルス。正式名称は『アニマリティ・ウィルス』。感染者はまさに獣性(アニマリティ)が剝き出しになったかのように狂暴化するだけでなく、筋力を異常に増強させるという作用もあるようだ。 シカゴの大学でのテロの際は、空調設備に緑色のガスを流すことで大学中に感染させており、職員をゾンビ化させるなどバイオハザード6を思わせるような演出をしている。 さらに、このウィルスは死人にも効果がある。実際、作中には上半身だけのゾンビが出てきたり、既にバラバラで原形を留めていない死体すらゾンビ化している。 弱点は耐熱性で、ガソリン引火程度の熱量でも死滅してしまう程。 当然ながら前例のない未知のウィルスであるため、ウィルスの実態調査とワクチンの開発が急がれていたが、当初からウィルスを研究していたレベッカにより、遂に中盤にて真相が語られる。 + 「さすがはラクーンシティの生き残り・・・そこらの大学教授とは違うようだな」 複数のウィルスの作用によって効果を発揮するという、シリーズでもかなり珍しい特徴を持つ。 1.潜伏型ウィルス。あらかじめ感染させておくためのウィルス。アリアスはA-GUA社の表向きの飲料水メーカーという顔を活かし、自社の飲料水に混入させていた。そのため、単純な感染者の数はかなりの数に上るが、このウィルス単体では発症しないように設定されている。しかし、それでも何らかの条件が重なる等して稀にトリガー無しでそのまま発症する事があり、4か月前から頻発していた「死体が突然ゾンビ化する」事件の真相がこれであった。レベッカは、これらの事件が飲料水の源流である五大湖周辺に集中していたことから気づいた。 2.トリガーウィルス。上記の潜伏型ウィルスを活性化させるためのウィルス。作中では緑色のガスとして描写されている。バイオテロを起こしたい区域にこれを流すことで、空気感染で潜伏型ウィルスに感性している対象を一気にゾンビ化させる。そしてゾンビの感染力も極めて高いため、二次被害も含めて犠牲者はかなりの数に上ると予想される。当然ながら、潜伏型ウィルスに感染していなければ効果がないため、劇中でもトリガーウィルスが散布されても平然としている人間が見られた。 3.不活性型ウィルス。上記のウィルスの効果を抑制する。いわばワクチンである。こちらは白いガスとして描写され、これも空気感染する。何よりの特徴は、ゾンビ化した感染者を元の人間に戻す事ができる(←ココ重要!!)という、シリーズでも類を見ない救済策がある事。胃の内容物とかどうなってるんだろうか・・・ノベライズ版によれば、元は死体だったり、体の損壊が激しいゾンビはそのまま死亡するとの事。 これを用意しておけば、バイオテロの際に想定以上の感染拡大を阻止することが出来るため、被害区域の調整まで出来てしまうというある意味反則的な代物。 また、この不活性型ウィルスは敵味方識別装置としての役割も担っており、アリアスらはこれを投与しているためにゾンビに襲われることはない。A-ウィルスの制作に際してロス・イルミナドス教団の協力があったことから、ここにプラーガの遺伝子が利用されたためと思われる。 強化型A-ウィルス。終盤に登場。 これはテロに使用するためのものではなく、既に試作ワクチンを投与したために免疫力が上がっているレベッカをゾンビ化させるためだけにレベッカの血液から作り出した物。A-ウィルスの毒性が強まった結果、空気感染が行えなくなった為、注射による投与が必要となる。アリアスの計算では投与から30分でゾンビ化するとされ、最終決戦時は彼女がゾンビ化するまでのタイムリミットが加わったことで緊張感が増している。 強化型とされてるが、これまでのタイプとどう違うのか効果は分からず終いとなってるが、おそらく強化型C-ウイルスのように不死性が高まると思われる。 ◇試作ワクチン レベッカが大学の研究設備で制作していたワクチン。完成と同時に試薬とそのデータが自動的に保存されている。完成直後にバイオテロが勃発し、レベッカ自身も発症してしまったが、出来上がったワクチンをぶっつけ本番で自分に投与することで難を逃れた。 その後、仲違いするレオンとクリスを仲裁する際に、自分の血液を注射器で抜き、サンプルとして提出。これを元に急ピッチで関係各所でワクチンの精製が行われ、最終決戦に臨むシルバーダガーの面々に投与された。 ただし、これはA-ウィルスの発症を抑える効果しかなく、敵味方識別装置としての機能を持たないため、主人公たちはワクチン投与後も普通にゾンビに襲われる。アリアスにも不完全と称されている。 ◇A-GUA社 アリアスが隠れ蓑にする大手飲料水メーカー。作中冒頭の大学のシーンでも「A-GUA-G」とラベルの貼られたペットボトルが登場しており、レベッカを含めた職員が常飲している描写がある。 ニューヨークに本社の高層ビルがあり、終盤のバイオテロの際はここからトリガーウィルスを満載したA-GUA社のタンクローリーを複数各地に送り込んでいる。 本社社屋は最終決戦の舞台となった。 ◇B.S.A.A. 国連直轄の対バイオテロ組織。クリスとシルバーダガーが所属する。 今回はメインキャラ以外のB.S.A.A.は出てこないが、終盤のニューヨークのテロではSWATととの共同で莫大な感染者への対応に追われていたため、シルバーダガーへのバックアップはハンヴィーとバイクがそれぞれ1台ずつのみだった。 ノベライズ版ではバイクは2台で、それぞれレオンとダミアンが乗っていた。 なお、バイクはイタリアのドゥカティ社が販売している『X ディアベル』で、今作にはタイアップとして登場している。パンフレットによれば、終盤、アリアスへの攻撃として爆破してしまうことに関して辻本監督はヒヤヒヤしていたそうだが、ドゥカティ社はノリノリでOKしてくれたそうな。 ◇DSO レオンが所属する合衆国大統領直属のエージェント組織。 今作にはレオンと死体袋に入った同僚しか出てこないため影が薄い。ノベライズ版では活躍がかなり補完されている。 中盤レオンが語ったところでは、爆破テロ事件の犯人のアジトにSWATとともに突入した際、捜査情報が流出していたためにアジトが爆発し、レオンの同僚が大勢死亡したとの事。映画のプロローグで遺体安置所にレオンが訪れていたのはこの為。 + ノベライズ版では ノベライズ版でのターゲットはアメリカ上院議員スティーブン・エアー。かつて、トールオークスでおきたバイオテロ事件の際に、テロ組織側に情報を流していた男である。 いわば、バイオハザード6のレオン編の後日談である。レオンを含めたDSOエージェント15人とドローン2機でエアーの乗るスポーツカーを追跡していたが、突如として包囲したスポーツカーが爆発し、エアーとDSOの同僚12人が犠牲になってしまい、真相は闇に葬られてしまった。トールオークスのテロは首謀者のディレック・C・シモンズと今回のエアーを含め、多くの政府関係者が関わっていると目されており、真相が明るみに出るのを恐れた何者かがエアーを口封じしたと推測されている。 【舞台】 ◇洋館 メキシコ、ケレタロ州の山奥にある寂れた洋館。アリアスの潜伏先の有力候補としてピックアップされており、拉致されたキャシーを追ってクリスとメキシコ陸軍部隊「GAFE」が突入した。初代バイオハザードに原点回帰したような雰囲気で、序盤のホラースポット。 内部にアリアスが配置したゾンビやトラップの数々によって、突入部隊は壊滅してしまう。製作総指揮の清水崇繋がりか、呪怨の伽椰子っぽい見た目のゾンビや、実写版バイオの人体切断トラップをリスペクトしたようなピアノ線トラップが印象的。 ◇シカゴの大学 レベッカが勤務する大学。一見内装は古めかしいが全自動ワクチン生成装置などの最新の機材が完備されており、非常時には窓が防護扉で隔離されるなど徹底している。 潜入したマリアによって、レベッカ以外の建物内の職員はゾンビ化してしまい、後に突入してきたBSAAによって鎮圧された。なお、ノベライズ版によれば学生は長期休暇で出払っていたため、被害は少なく抑えられたとの事。 レベッカの尽力もあって、今回のウィルスのワクチン開発が最も進んでいた場所でもあり、既に成果をWHOをはじめとした関係各所に報告していたため、アリアスらによってテロの標的として選ばれた。際どいタイミングで試作ワクチンが完成したのは本当に幸運だったといえるかもしれない。 ◇ニューヨーク パトリシオが遺した情報により明らかとなった、アリアスのバイオテロの対象となった舞台。何気にシリーズで初めて実在の都市・地名が舞台となった。 本来の計画では、朝の通勤ラッシュの時間帯を予定していたが、パトリシオの情報がクリスらに渡ったことを察知したアリアスが、B.S.A.A.の介入を見越して予定を早め、日没前に実行されることとなった。 A-GUA社本社から発進したタンクローリー数台をニューヨーク各地に配備し、大量のトリガーウィルスを散布することで大規模なパンデミックを引き起こした。 市内は大混乱に陥り、B.S.A.A.も感染者への対応で手一杯になる程であった。 最終決戦時は日没後に行われ、事件解決後は発見された不活性型ウィルスのボンベを積んだオスプレイで翌日の朝まで空中散布が行われた。 【登場火器】 ◇M4 米軍大好きコルトM4A1の近代化モデル。 クリスを始めとするメキシコ特殊部隊やシルバーダガーのメイン火器。アクセサリーとしてACOGサイト・フォアグリップ・フラッシュライトを装備。 終盤、クリスがアリアスの拠点を襲撃した際はフォアグリップの代わりに銃剣とM203グレネードランチャーを装備した万能火器と化し、前者はゾンビ集団との白兵戦に用いられ、後者はラスボスにとどめを刺す際に用いられた。 『6』に登場したアサルトライフルBC(グレラン装備)とRN(銃剣装備)をミックスしたような重武装なので重量も相当あるはずなのだが、これをクリスは手足の如く軽々と扱う。さすがはゴリラ ◇M93R ベレッタ製の3点バーストタイプのマシンピストル。 クリスのサイドアーム。『コードベロニカ』や『5』にも登場しており、そちらでもクリスも扱えたが、(前者はクレアの初期入手ハンドガンとして、後者はある条件を果たした特典武器としての入手だったため)彼の初期装備としてメインで扱ったのは本作が初だったりする。 ◇センチネルナイン シグザウエルP226をモデルとし、フラッシュハイダーや拡張マガジン等でカスタマイズされたDSOの標準装備となるオリジナルモデル。 レオンのメインアーム。実は『6』の時点で設定は存在してたのだが、大人の諸事情により登場ならずに終えてしまったのだが、本作でようやくデビューすることとなる。 ◇デザートイーグル 50AE弾を用いるIWI製の大口径拳銃にしてマグナムの代表格の1つ。名称としてはバイオハザード的にはライトニングホークが適切か。 レオンのセカンドアームとして登場しており、センチネルナインでは威力不足と判断したからか、ラスボス戦ではこちらに持ち替えた。 やはり反動が凄まじいのか、連射時は百発百中とはいかず、ところどころ外したりもする。『6』の時はあれだけ軽々と使いこなしてたのに・・・ ◇グロック18 みんな大好きグロックシリーズのマシンピストルタイプ。 アリアスのメインアームとして登場。終盤、M93Rに持ち替えたクリスと激しいじゃれ合い銃撃戦を繰り広げ、そこから白兵戦となった際にはクリスと奪い合った末に弾切れとなって御用となった。 ◇MP5K みんな大好きH&K MP5の派生モデル。 劇中ではアリアスの私兵達が装備。 ◇レールガン オリジナルの重火器。スナイパーライフルのような狙撃仕様のようだが、バイオハザード3(RE 3)に登場したレールガンの小型版と思えばいい。 ラスボス戦時にナディアが使用。小型であるにもかかわらず威力は凄まじく、なんと高層ビル3軒を貫通・倒壊させるほどの破壊力を持つ。 これに耐えるアリエゴも大概だが、街中でこんな物をブッ放すナディアもナディアでなんで悪役よりも街の被害を甚大化させてるんだと 追記・修正は、復讐の連鎖を止められる方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ゾンビの群れをガンカタじみた動きで制圧するレオンとクリスのシーンはバイオシリーズの集大成だと思う。 -- 名無しさん (2024-06-29 22 26 25) クリスとおっさんの敵が互いに至近距離で寝転がってゴロゴロしながらシュールな射撃戦やってた記憶がある。 -- 名無しさん (2024-06-29 22 33 02) レベッカの再登場は嬉しかったな。レオンも以前のクリスも終わらない戦いを続けてたら精神摩耗して何かがきっかけで心が折れるだろう。後年のFREEDOMのキラもそうだったし -- 名無しさん (2024-06-29 22 48 25) BOWの完成形作ってるじゃねーかこいつ -- 名無しさん (2024-06-29 23 41 44) レベッカを死なせる案も作ったが開発者さんに没られたとどこかで聞いたと思う -- 名無しさん (2024-06-30 00 58 25) ゾンビから戻れるのはご都合感あるけどウイルス兵器として考えれば正しいのかな -- 名無しさん (2024-06-30 01 38 47) アンブレラは見習うべきだった -- 名無しさん (2024-06-30 01 40 53) 偶然だが、今回のAウイルスで遺伝子の塩基構成の四文字が揃ったんだな。一体これが何かの伏線になるのか… -- 名無しさん (2024-06-30 02 17 57) ワクチンかけたら人間に戻るのはちょっと...てかTウィルスって脳みそを壊死させるからワクチンかけても植物状態になるだけな気が -- 名無しさん (2024-06-30 18 40 12) ゾンビウィルスのワクチンで人に戻った人々を描いたCUREDって映画があるけど、Aウィルスに感染して回復した人らもその映画の人たちみたいな扱い受けてそう、そしてそれが怒りとなって暴発して事件がってので一本作品やれそう、まぁジャンル変わるからやらないかな -- 名無しさん (2024-06-30 19 07 21) ↑5 実はドラマCDの「マコバヴィレッジの惨劇」でも(一時的ではあるが)人間に戻るゾンビが出てたみたい -- 名無しさん (2024-07-01 09 56 03) 前作のダムネーションがバイオの番外編としては傑作だっただけにちょっとエンタメに寄りすぎ感はある。クソデカケルベロスとのカーチェイスパートでデビルメイクライみたいなアクションしてるレオンさんで笑っちゃったわ。 -- 名無しさん (2024-07-01 16 45 57) 6といい一般人もゾンビ世界との日常が隣り合わせすぎて中々にカオスなバイオ界。ワクチン散布でみんな元に戻って一件落着みたいな流れでエンディング入ったけど、ゾンビ化して身内を襲った人々の心境考えると・・・ -- 名無しさん (2024-07-01 17 03 40) バイオテロやの被害者の救済を目的としたテラセイブでも、一時的にゾンビ化した人達の心のケアは不可能なのでは… -- 名無しさん (2024-07-01 18 15 23) バイオ4が村人メイクライなら、こっちがゾンビメイクライだな -- 名無しさん (2024-07-01 21 26 47) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/48206.html
登録日:2021/05/28 (金曜日) 11 13 00 更新日:2024/09/19 Thu 18 19 11NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 B.O.W. イレギュラーミュータント カエル夫妻 クリーチャー バイオハザード ポストハンター リッカー 何故かなかなか立たなかった項目 強い雑魚 爪 盲目 脳みそ 舌 舐める者 首刎ね 突然現れた怪物に、更に3人もの命が奪われた。 全身の皮を剥いだかのような異様な容貌、鋭利な爪、 ……しかし最も恐ろしいのは、舌を遣った一撃だ。 奴は伸縮する舌を自在に操り、槍のように尖らせ一瞬で3人の心臓を刺し貫いたのだ。 他にもどこに潜んでいるのか分からない。 我々は奴等を”リッカー”と名付け緊急に対策を講ずる事とする。 『バイオハザード2』 作戦報告書1 より リッカーとは『バイオハザードシリーズ』に登場するクリーチャーである。 概要 アンブレラ社が開発したウイルス兵器「t-ウイルス」によって生み出されたクリーチャー。 人間ベースで誕生しているため一応人型ではあるが、上記の報告書通りに体表の皮が無く全身の筋肉と頭部の脳味噌が剥き出しになったような姿と、両手の肥大化した鋭利な爪や長く伸びる舌が特徴的。 通常は地面を這うように移動しているが壁や天井を伝う事も可能。走力および跳躍力にも優れ、場合によっては壁面に張り付いたまま攻撃を仕掛けてくる。 前述したように脳が肥大化して頭蓋から飛び出しそのせいで両目が塞がり視覚は失っているが、その分聴覚などの感覚器官が異常発達。 近くで人間の足音や発砲音を感知すると正確に位置を把握し攻撃してくる。 ラクーンシティ事件中に誕生したt-ウイルスによる人間のゾンビの一部が、充分な栄養を摂取するという内的要因による変異によって誕生した経緯を持つ。 リメイク版初代に出てきたようなクリムゾン・ヘッドと重複するような部分があるが、あちらは外傷や飢餓などの外的要因を起因とした発展形であるため、前提条件がそもそも異なる。 ちなみに攻撃方法などが似ているハンターとは異なり、こちらの原種はB.O.W.ではない。 というのもB.O.W.とはアンブレラ社等の組織が研究・開発した人為的な生物兵器の事を指すので、ラクーンシティの騒動で誕生したT-ウイルスの産物はイレギュラーミュータントと呼ばれる。 ある意味では純ラクーンシティ産の生物ともいえる。 シリーズを通して対処と弱点が共通している。 盲目なので目の前で立っていても存在がバレず、歩行であれば一切気付かないためスルーがゾンビより楽な点。一部ゲームではこの状態でナイフキルも可能。 ただし、走ったり銃を撃つことで大きな音を立てる、あるいは接触してしまうとバレてしまうため注意。 更に筋肉が剥き出しだからか焼夷弾や硫酸弾などの持続効果のある攻撃には成す術も無く、感覚器官が優れている事を逆手に取られてしまい音響効果のある閃光手榴弾にも弱い。 登場作品と亜種 バイオハザード2 記念すべき初出演の作品。レオン表とクレア表では、警察署に入って最初に相対する敵となる。 序盤の厄介な敵ということで一体目は登場直前に窓の外を移動していく演出があり、登場時にはたっぷりムービー付きでその姿をじっくり拝見できる。 以後長い期間付き合うのだが、終盤になると火器が揃ってくるためそれほど脅威では無くなる。 レオンはショットガン、クレアはグレネードの通常弾及び硫酸弾が安定。 多少反撃されるがカスタムハンドガンやボウガンでも十分倒しきれる。 とはいえ不意打ちで登場してきたり、首刎ねによる大ダメージ攻撃(*1)もしてくるので油断は禁物。 後半になると赤黒い体色が特徴なリッカー改も登場。耐久力と攻撃力が増しているが、対処は同様で硫酸弾に弱いのは相変わらず。 バイオハザード ガンサバイバー やはり序盤から登場。爪や舌による攻撃が厄介で、しかも姿勢が低いので倒しにくい難敵… …と言いたいところだが、ほとんどの場合出現するのは開けた場所であり、無視して横を走り抜ければ反撃すらされずにスルー可能。 単なる賑やかし要員にしかなっていないのが実情である。 バイオハザードRE 2 リメイク版でもお馴染みの登場。ややマッシブになった。 1stシナリオでは登場がやや遅く、S.T.A.R.S.オフィス前の廊下でゾンビの死骸を貪っている。ゲームの技術発達により部屋間の移動がシームレスになった分、同じ部屋にゾンビやタイラントと同時湧きすると対処は至難の業である。 他のクリーチャーに対して襲いかかることは無いものの、クレア編では警察署地下に発生したゾンビ犬を駆逐してしまったことが明らかになっている。 2ndシナリオでは登場が早く、旧作版と同じ場所で待ち構えている。ただムービーを挟まないため、余裕ぶって走ると角を曲がった辺りで突然攻撃を仕掛けてくる。 攻撃方法は爪や舌による攻撃と、飛びかかって馬乗りになり爪を突き刺す攻撃がある。特に後者はダメージが大きいため、カウンター攻撃で早めに対処をしておきたい。 そして何よりも驚異的なのは、その生命力。 その生命力たるや、なんとマグナムですら脳天に3発ぶち込んでようやく倒せるという高さで、ハンドガン程度の攻撃ではひるませるのがやっと。 リメイク前は安定だったショットガンや硫酸弾に対して多少怯みにくくなった…どころか大した痛手は与えられず、逆に反撃されてこちらが深手を負う場合がほとんど。 だがその一方で、ナイフに対しては非常に弱いという新たな弱点も設けられている。 音を発さないのはもちろん、他の武器より怯ませやすい上にPC版では(fpsの高さにもよるが)数回切りつけただけで倒せるほどの大ダメージを与えられる。 更にサブウェポンに閃光手榴弾が追加されたこともあり、爆音で聴覚を麻痺させて動きを封じることも可能になった(*2)。 ゲーム中で解放されるコンセプトアートでは、変異途上体と呼ばれるゾンビからリッカーへ進化する中間の姿がイラストで描かれている。 まるで脱皮しているかのような様相で非常に不気味だが、ゲーム中では没となってしまい登場しない。 バイオハザードRE 3 旧作版では登場しなかったが、リメイク版では登場する。 初登場はカルロス操作のラクーン警察署内で、生存していた警察署員2名をあっという間に虐殺する。 性能は相変わらずの強さだが、ゲームの仕様上カウンター攻撃が無くなったため馬乗り攻撃が即死攻撃に変貌している。カルロスでは低火力の装備しかないのもあって、その脅威は異常に高い。 バイオハザード アウトブレイク 第3シナリオ「獄炎」で登場。他作品と比較すると細身でハゲている。 有効な武器が少ない分厄介な相手となっていて、怯み時間も短いのが手伝って相手をするには苦労する。音に対する初期反応が遅いので、さっさと無視して探索する方がいいだろう。 ステージのボスキャラとして変異種のサスペンデッドも登場。女性型のリッカーで生前の姿が色濃く残っていて腹部からは弱点である臓器が漏れ出している。 長い舌で攻撃して厄介な存在だが、天井の通風孔から移動してこない分対処は楽。むしろ手下のリッカーの方が面倒に思える。 なお、おっぱいが丸見えなのがイラスト等ではっきり見える。 バイオハザード5 トライセル社に強化された「βタイプ」が登場。 滅茶苦茶マッチョな体格になり、体躯自体もかなり大きくなっている。人の手が入っているため、原種とは異なりこちらはB.O.W.といえる。 アンブレラ崩壊後にトライセル社が施設ごと接収し、本格的に生物兵器として売ることを目指して始祖ウイルスを投与しリッカーβを作り出した。しかしリッカーは良く言えば完成されすぎている、悪く言えば進化の袋小路に陥っている種であり、強化されたのは嗅覚ぐらいで劇的な変化はしなかった。 だが体躯が大型化しているぶん耐久力も上がっており、ショットガン程度では怯ませられず、それが大挙してワラワラと向かってくるので苦戦は必至。 更に即死攻撃ののしかかりは喰らってしまうと手榴弾等の爆風やパートナーの助け無しでは脱出不可能。 ザ・マーセナリーズのソロならばその時点でゲームオーバー確定。タイラントと同様に心臓が露出しているため、なんとかして仰向けに出来ればコマンド入力で即死させることができる。 その初登場シーンは、10体以上のリッカーが詰まったカーゴを透明なガラスのゲージ越しに見つけるという演出なため、初回では特にビビる事間違いなし。 攻撃方法もやや特殊で、舌を伸ばして貫通する攻撃はQTEによる藻掻きで脱出しなくてはいけない。基本複数個体で登場するため、この攻撃を連発されると非常にフラストレーションが溜まる。 バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ OP含めクリーチャーとして登場。 OPでは特殊部隊を相手にしていたとはいえナイフ2撃で倒されてしまった。通常クリーチャーとして登場するが、それほど脅威ではない。 バイオハザード ダムネーション フルCG作品である本作では大活躍。 反政府勢力が戦力として数十体保有している。姿はβタイプに近い。 寄生生物であるプラーガを植え付けられているため自らに支配種プラーガを投与したアレクサンドル・コザチェンコの制御下に入り、特に終盤ではスーパータイラント相手に数体がかりで頑張って戦ってくれる。 圧倒的な性能差にもかかわらず献身的に戦ってくれる姿に愛らしさを覚えた視聴者もいるのではないだろうか。 ちなみに旧作では寄生した宿主に高度な知能を与える形でB.O.W.を制御できるようにする「NE-α型」が登場していたが、プラーガが登場するまでリッカーが制御困難であった事から、NE-α型がリッカーに適さなかった可能性が高い。 バイオハザード6 ブラッドショットという亜種?が登場。 C-ウイルスに感染したゾンビが一定の確率で変異する姿だが、その進化方法や行動はリッカーにかなり似ている。 実写映画シリーズ バイオハザード(映画) なんと実写映画にも出演。 第一作目から登場するが設定が変更され、ゾンビからの偶発的発展型ではなく「アンブレラ社がT-ウイルス開発初期の実験で人間の細胞に直接ウイルスを投与することで通常のゾンビ以上の変化を与え生み出した生物兵器」といった触れ込みになっている。 壁面を自由自在に動き回り長い舌と爪を使い標的を襲う点はゲームと同じだが、他の生物のDNAを取り込むことで変異を繰り返していくという性質が加わっている。 アンブレラでも制御不能な失敗作扱いをされていたようで、ハイヴ内のコンテナに収容されたうえ鎮静剤などを投与され続け保管されていた。 序盤にはコンテナに入ったままの状態で断片的に登場。 中盤にレッドクイーンがシャットダウンされハイヴ全体の電力が停止したため薬液投与も中断され復活。 スペンサー・パークスを貪り食らい、ハイヴ脱出を狙うアリスら一行を電車内で強襲し、ゾンビに囲まれて絶体絶命の状況をなんとか抜け出して生還したチャドの生存フラグをへし折るなどラスボスの風格を見せつけた。 最期は舌を鉄パイプで串刺しにされて身動きが取れなくなったところで車両の床を開け放たれて線路に落下。そのまま体が炎上するまで引きずり回された。 全体的に2のバーキンGの要素が垣間見える扱いとなっている。 バイオハザードⅡ アポカリプス 一作目に引き続き登場。 Ⅱではラクーンシティ地上の混乱の中で研究施設から逃げ出した個体が街中に出没。 序盤の教会では2体登場しジルたちを圧倒するも、もはや人間離れしたアリスに敵う相手ではなかった。 余談 リッカーという名前は一般公募で採用された名前。 日本語訳にすると"舐める者"という意味になるからか、pixivではそういった舌なめずりの表記になっている事もある。 初期設定では「強化ゾンビ」という名称で決定稿と異なる数種類のデザインが描かれており、そのうちの1体はリッカーを二足歩行にしたような外見であった。 『バイオハザード0』で登場したラーカーはアンブレラ社が開発した両生類ベースの試作B.O.W.であるが、退化した目や殺傷力のある舌攻撃などの特徴がのちのリッカーを彷彿させる。 大型化した爪などの類似点から攻略本などで「自然発生したタイラント」と表現されることもある。 さてと。お名残惜しいが俺はそろそろ行くよ。 記事の追記・編集をするのも、Wiki篭りさんの 大事な仕事だからな。 冥殿 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 舐める者の割に舐める事は一切しない。されても誰得だが。 -- 名無しさん (2021-05-28 11 27 03) 初登場は専用ムービー含め衝撃的だったが、慣れた人にはスルーされるか警戒態勢解除のタイミングをナイフでチクられる可哀想な子。 -- 名無しさん (2021-05-28 11 30 46) 攻略本の小説ではタイラントに喧嘩吹っ掛けて返り討ちに会うという憂き目に -- 名無しさん (2021-05-28 11 42 27) RE2のクレア編の地下駐でケルベロスが居ないのはリッカーに全滅させられたからって設定好きだな。BOW同士の格差やパワーバランスみたいなのが伝わってくる -- 名無しさん (2021-05-28 12 13 21) ↑2 Gバーキンにも喧嘩を売って返り討ちにされた模様。 -- 名無しさん (2021-05-28 12 26 05) 歩いてリッカーを回避しようとしていたらタイラントの足音が近くに来た時の絶望感 -- 名無しさん (2021-05-28 12 53 11) 映画ノベライズじゃ妙にドMなポエマー染みてる -- 名無しさん (2021-05-28 13 19 14) サスペンデッドいい… -- 名無しさん (2021-05-28 13 59 09) ハンターにもプラーガを植え付けて運用とかしても良かったと思うけど、リッカーがスペック的にハンターよりも優秀だから植え付けて運用したのかな? -- 名無しさん (2021-05-28 18 42 00) ↑それか、コストの問題かな?設定ではリッカーβは始祖ウィルスを投与されたことで今までにない繁殖能力を獲得した(あと申し訳程度の嗅覚も)っていう記述があったし。 -- 名無しさん (2021-05-28 19 19 25) ↑10ある意味ではプレイヤーが上達したかと言うのを測る敵かもしれんな -- 名無しさん (2021-05-28 19 43 23) 映画でウサギにTウイルス打ち込むシーンがあるけど映画のリッカーってウサギ・・・じゃないよね? -- 名無しさん (2021-05-29 00 03 16) 映画のリッカーは人間が素体だって説明があった気がする というかこいつにウサギ要素ないでしょ -- 名無しさん (2021-05-29 00 15 40) やっぱり実写1作目のイメージが強い ゲームだとRE2のこいつはおっかなかった -- 名無しさん (2021-05-29 12 06 35) リメイク1でクリムゾンヘッドを出してゾンビの更なる変異の布石にしたのは上手かった。RE2の中間形態もどこかで拾って欲しいね -- 名無しさん (2021-05-29 18 11 43) 一般公募で名前が決まったせいか、ゲーム中に「うまい名前をつけたもんだ」みたいなネーミングセンスを褒めるファイルがなかったっけ? -- 名無しさん (2021-05-29 18 34 53) 映画のゴリマッチョっぷりには、すぐにはリッカーだとわからないかった -- 名無しさん (2021-05-29 19 52 34) 攻略本の小説ってファミ通から出たやつか?それならちょっかい出して返り討ちにされたのはG第一形態だぞ。 -- 名無しさん (2021-05-29 20 35 59) RE2のリッカーは強すぎる…下手なボスより対処が困難 -- 名無しさん (2021-05-29 21 30 59) ↑4 バイオ5の研究所で手に入るファイルにそう書いてあったね。初見時は「やっぱここにいるのリッカーなのか(絶望)」ってなった記憶あるわ。 -- 名無しさん (2021-06-13 12 21 37) リッカー絞って食べるだけ -- 名無しさん (2022-01-05 22 09 09) こんなもん食いたくないわ -- 名無しさん (2022-01-05 22 23 48) リブート映画のリッカーがREに近いデザイン -- 名無しさん (2022-02-11 14 45 04) RE2だと背後を取って勇気を出して一心不乱にナイフで斬りつければ倒せるの上手い塩梅だなと思った まあ後ろ取るのが大変なんだけど… -- 名無しさん (2023-10-08 21 02 58) もっというと低レートだとナイフはショットガン以上に役に立たない -- 名無しさん (2024-02-21 23 00 34) ゲーム内の性能ではハンターだけど、実際の強さというか脅威はリッカーが格段に上となった感じ。元から壁や天井からの不意討ちが得意としてるから普通の一般市民にはどうにも対応できないし場合によっては訓練された特殊部隊すらこれを完璧に喰らう、プラーガ投与で他リッカー同士と囮になったり等の高度な連携ができるし、デスアイランドではいよいよ水中を息継ぎ無しで泳げるうえに最強兵器であるバイオドローンを幼体に無数内蔵できるからBOWとしての完成度や適応力は高い。 -- 名無しさん (2024-05-20 02 34 41) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wiki5_hr/pages/37.html
[バイオハザード] 公開:2002 製作:ドイツ/イギリス/アメリカ 時間:101 分 [バイオハザード]STAFF CAST hr感想 関連情報 購入情報 ゲスト感想 STAFF 監督:ポール・W・S・アンダーソン? 脚本:ポール・W・S・アンダーソン? 製作指揮:ポール・W・S・アンダーソン? 撮影:デヴィッド・ジョンソン? 音楽:マリリン・マンソン?,マルコ・ベルトラミ? CAST ミラ・ジョヴォヴィッチ? ミシェル・ロドリゲス? エリック・メビウス? ジェームズ・ピュアフォイ? マーティン・クルーズ? コリン・サーモン? hr感想 有名ゲームを映画化。まぁゲームと切り離して見るなら、そこそこ楽しめた。でも結局ミラジョヴォヴィッチありきの映画だなと思います。 関連情報 バイオハザード2 アポカリプス…バイオハザードの続編!アクションが更にド派手な作品になっている。 購入情報 バイオハザード…価格 ¥2,362 (税込) バイオハザード & バイオハザード II DVDツインパック…価格 ¥6,279 (税込) ゲスト感想 この映画に思い入れがあるゲストの方、ひとことご感想をお願いします。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7870.html
バイオハザード RE 2 【ばいおはざーど あーるいー つー】 ジャンル サバイバルホラー 対応機種 プレイステーション4Xbox OneWindows(Steam/Microsoft Store)プレイステーション5Xbox Series X/S 発売・開発元 カプコン 発売日 【PS4/One/Win(Steam)】2019年1月25日【PS5/XSX】2022年6月14日【Win(MS Store)】2024年1月16日 定価 8,500円(税込) プレイ人数 1人 レーティング 通常版 CERO D(17才以上対象) Z VERSION CERO Z(18才以上のみ対象) 廉価版 2019年12月13日/3,990円(税込)(*1) 判定 良作 ポイント シリーズ人気作の良リメイクやや高めの難易度と優れたリプレイ性国内版はCERO Z版でもプレイに影響する規制 バイオハザードシリーズ 概要 あらすじ システム・特徴・原作からの変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 この惨劇に 喰われるな 概要 『バイオハザード』シリーズ2作目で、1998年にPS1で発売された『バイオハザード2』のリメイクに当たる作品。 国内版タイトルの「RE 2」は『2』の「Remake」という意味と、海外版タイトルの『RESIDENT EVIL 2』とのダブルミーニングである(*2)。 商品展開は『7』同様、マイルドな暴力表現に緩和されたCERO D(17歳以上対象)の通常版と、より過激な暴力表現となっているCERO Z(18歳以上のみ対象)の「Z Version」の2種類が用意された。 原作は初代『バイオハザード』から引き継がれた「場面毎に固定されたカメラアングル」と「ラジコン操作」による操作体形だった。 だが、本作は一般的なTPSの操作体系を持つ、アクション性の高い3Dアドベンチャーゲームとして再構成された。 あらすじ 製薬メーカー「アンブレラ」の企業城下町である「ラクーンシティ」は、ここ数日外部からの連絡が取れない状況となっていた。そんな中、ラクーン市警に新たに配属される事になった警官「レオン・S・ケネディ」は、連絡の途絶えた警察署に向かう。その道中で彼は、ラクーンシティ警察署に勤務する兄を探しに来た大学生「クレア・レッドフィールド」と偶然出会い、行動を共にする。ゾンビであふれかえる街の現状を目の当たりにした2人は、アクシデントで離れ離れになるが、再会を約束し、それぞれ独自に街からの脱出を図るのだった。 システム・特徴・原作からの変更点 原作通り、主人公はレオンとクレアの2人。未知のウイルス汚染によってクリーチャーに埋め尽くされた「ラクーンシティ」からの脱出が目的となる。 それぞれ最初の周回は「1stシナリオ」と位置付けられ、片方でクリアした際にもう片方の主人公の「2ndシナリオ」が遊べるようになる。シナリオの大筋は変わらないが一部の謎解きや進行ルートが変わり、2nd限定で「大型拳銃」というそれぞれの専用拳銃が追加される(*3)。また、原作と同様に最終ボス「G 第5形態」とは2ndシナリオでしか戦えない。 なお、この2ndシナリオは原作の「裏」に相当するが、1stシナリオとのザッピングは存在しないので整合性はほとんど取られていない(*4)。 主人公達の設定が変更された。 レオンは赴任直前に待機命令を出され、その後警察署との通信が途絶えたため不審に思い行動、という設定に落ち着いた。ちなみに、オリジナルでは「恋人に振られたショックでやけ酒した結果、盛大に遅刻する」という情けない理由だった。 エイダはFBI捜査官を自称してラクーンシティに潜入し、協力者のベンに接触を図ろうとした事になっている。 彼女の「恋人」という設定だったジョンは本作では言及されないが、次回作に意外な形で登場する。 地下研究所への入口だった工場が削除。代わりに孤児院が追加された。 基本的な操作システム 原作のカメラアングルは場面毎に固定で、「カメラアングルを問わず方向キー↑↓で前後退、←→で旋回」というラジコン操作だった。本作では右スティックで視点を動かせるようになり、左スティックを倒せば画面で見たままの方向に移動きるようになった。 L2ボタンで装備中の銃(メインウェポン)を構え、R2で射撃する。エイム中は移動が遅くなるが、画面がズームされ、狙いを付けやすくなる。弾頭は銃口からではなく画面中央の照準から発射される仕様。普通に撃つ分には問題ないが特定場面では意識した立ち回りが必要になる(後述)。 L1ボタンではサブウェポンを構える。手榴弾を投げる時等に使い、コンバットナイフでの攻撃もこの状態から行う。サブウェポンは、『1』と同じく敵に掴まれた時にノーダメージで脱出できる「ディフェンスアイテム」としても任意に使用できる(後述)。 基本的にはオーソドックスなTPS、または3Dアクションゲームに近く、直感的で分かりやすい操作方法となっている。半面シリーズ自体があくまでホラーゲームであるため、『4』以降お馴染みだった体術は廃止、ステップやローリング等の強力な回避行動もない。 アイテム アイテム欄は初期状態で8箇所、ステージ中でサイドパックを入手することで2箇所ずつ、最大20箇所まで拡張できる。 アイテムを調べる際、『初代』同様に3Dモデルを動かして調査するようになった。これを駆使した謎解きも存在する。 警察署には窓が開いている場所があり、ランダムでゾンビが外から入ってくるが、木材で塞ぐことで侵入を阻止できる。 メインウェポン以外のアイテム、回復アイテムやサブウェポンを任意に捨てることが可能になった。 『0』のアイテムを置くシステムと一見似てるようにも思えるが、あちらと違い一度捨てたアイテムは再取得不可能になる。ちなみにキーアイテムは使用後まで捨てられないため間違える心配はない。 スタンダードアイテムは廃止されたが、謎解きはそれに合わせて調整されており、ゲーム面において不自然、不便となる事は無い設計となっている。 武器関連 原作の武器カスタムを踏襲。カスタムできる装備が増え、クレア編でも各メインウエポンを強化できるようになった。 ハンドガンはどちらの主人公も種類が増加。クレア編ではクロスボウが削除され、代わりにサブマシンガンが専用装備になった。グレネードランチャーは焼夷弾と硫酸弾だけになったが、代わりにハンドガンをパーツで強化することでマグナム並みの威力の弾薬を使用・切り替えできるようになった。 原作では入手時期の遅さ・燃費の悪さ・有効な敵の少なさから影の薄かった火炎放射器は、本作では使い勝手が大幅に改善。入手時期が少し早くなった他、強化すれば燃費も良好で、継続ダメージにも優れるためボスキラーとして高い評価を受けている。 スパークショットは、相手に電極を撃ち込み、ボタンを押し続ける事で電気を流し持続ダメージを与える仕様に変更。最後までチャージすると極大放電によって大ダメージを与えられる。癖は強いものの、使いこなせば雑魚からボスまで幅広く対応できる。 サブウェポンとしてコンバットナイフ、閃光手榴弾、破片手榴弾を使用可能。また、先述の通りディフェンスアイテムとしても使用でき、敵に掴まれた際に入力操作をすることで、敵を振りほどきつつダメージを与えられる。しかし、その場合の威力は通常使用時より低く設定されていて、消耗品としての側面が際立っており、サバイバル要素の味を存分に引き立てている。頻繁に組み付きを受ける初心者はもちろん、適切に運用すれば多大な効果を発揮できるので上級者も活用できる。 コンバットナイフに耐久値が設定された。 ディフェンスアイテムとしても機能する都合上、本作のコンバットナイフは各所で複数入手できる使い捨て武器となっている。ディフェンスアイテムとして使えば、敵がダウンした際に回収できるが、その分普通に使用するよりも耐久値を激しく消耗する。ちなみに特定条件を満たすと耐久力無限ナイフが手に入る。原作デュアルショックバージョンをやりこんだ人ならニヤリとするネタ。 消耗品となった影響か、今作のナイフは『コードベロニカ』よろしく多段ヒットするため攻撃力が高く、使い方次第ではボスに対しても有効な攻撃手段になる。一応消音武器という扱いのため、聴覚に優れるリッカーがいる状況でも有効(リッカーが他の敵と同時出現する状況は限られるが)。 弾薬の調合システムが『3』以来、約20年ぶりに復活。 本作ではリロードツールを使わず、2種類の火薬の組み合わせによって弾薬を生成する簡略化されたものになっている。入手できるガンパウダーの種類、生成できる弾薬もレオンとクレアで異なるが、入手できる場所などに違いはない(*5)。 一部のクリーチャーの設定も変更された。 ラージ・ローチは無害化。 イビーは「プラント43に寄生された人間」という設定に変更。デザインも一新され、モーションや対処法も大きく異なる強敵となった(*6)。 G成体は中型雑魚として複数体登場。詳しくは後述するが、本作にて居なくなった有毒クリーチャー達の代わりに毒攻撃を行う役になった。 G第4形態は4本の腕が2本に統合され、巨大な口腔が形成された直立歩行を行う人型の姿となっている。また、二足歩行と四足歩行を使い分ける。 タイラントは帽子を被り原作より小型化、「隠密行動用・人間への擬態」という設定がより重視されたデザインに。その分動きも早くなり、追跡性も非常に高い(詳しくは後述)。ハンクを踏まえてか、目的もGウイルスの奪取から生存者の抹殺に変更されている。 スーパータイラントは右手のみ鋭い爪が生え、弱点として心臓がほぼ露出している。『初代』のタイラントに近いデザインとなった。 難易度は「ASSISTED」「STANDARD」「HARDCORE」の3段階を用意。 ASSISTEDでは敵の弱体化やエイムアシスト等に加えて、体力が一定値まで回復する仕様になっている反面、クリア特典が解放できない。 HARDCOREでは敵の強化等の純粋な難易度向上だけでなく、サイドパックの入手量が減って綿密なルート管理を求められる。オートセーブもされなくなり、通常セーブには原作同様にインクリボンが必要になる等、かなりシビアな気の抜けない作りになる。 救済措置としてかSTANDARDで一定回数ゲームオーバーになると、難易度をASSISTEDに下げて続行するか問われる。一度下げるとその周回では変更できない。 ゲームクリアの内容によるランキングは本作でも存在 今作のランクは通常の場合クリアタイムに応じて最高Sまで記録されるが、さらにセーブ回数や一部のクリア特典武器の使用制限を満たすことでさらに上のS+ランクが記録される。HARDCOREのS+ランク獲得条件は非常にシビアで、一筋縄ではいかない。 コスチュームチェンジ 通常版コスチュームの他に、本編を1回クリアすることで「CLASSIC」という原作の服装を忠実に再現したコスチュームに変更可能。 さらに条件を満たせば、シナリオ進行と共に切り替わるコスチュームを完全に固定させる事もできるようになる。例えばレオンの場合、私服姿・制服姿・その負傷時の姿がゲームの進行によって切り替わるが、これをどれか1つに固定させられる。 「コレクターズエディション」等に同封されるDLC(後に有料配信)を適用すれば、更に細かくコスチュームチェンジを行える。中には幻の『バイオハザード1.5』の服装を再現した「ELZA WALKER」や、原作のポリゴン姿に差し変わる「 98」といったものも存在する。 エクストラコンテンツ 原作同様、「The 4th Survivor」と「The 豆腐 Survivor」もリメイクした上で収録されている。前者の解禁条件はいずれかの主人公の2ndシナリオをクリア。その「The 4th Survivor」をクリアすると後者が解禁される。基本ルールは原作と同じで、限られた物資を使って警察署からの脱出を目指す。原作と異なるのはゴール地点で、屋上から正門前に変更された。 「The 4th Survivor」主人公ハンクの詳細。武装はハンドガン・ショットガン・マグナム・サブマシンガン・ナイフ・閃光手榴弾x3・破片手榴弾x3とかなり潤沢。流石に初見クリアは厳しいが、大抵の状況に対応できるようバランスよく整っており、少し練習すれば比較的容易に攻略可能。弾薬はガンパウダーのまま保持しているため、プレイヤーの攻略スタイルにも合わせられる。 「The 豆腐 Survivor」は、豆腐のモデリングに実際の木綿豆腐をスキャンして造型するという斜め上の方向にパワーアップしている。担当声優にも、既に退社していた当時のスタッフ(*7)をわざわざ呼び寄せて新録するという徹底ぶりで話題を呼んだ。喋り方も原作よろしくハスキーボイスの関西弁であり、彼+αのみ言語選択に関わらず日本語ボイス固定。 + 豆腐を使ってクリアすると…? 操作キャラが増える。総勢5人。豆腐を含め下記に詳細を示す。 豆腐「久しぶりやで~。」原作同様ナイフのみで切り抜けていくが、大量にナイフを持ちディフェンス主体で立ち回るので原作とは少々趣きが異なる。最初のプレイアブルキャラクターであるハンクと違い、殲滅は一切考えられないため、止まらずにドンドン進むことになる。従って敵のスルーポイントやそのコツを発見しやすく、ある意味チュートリアルになっている。流石は豆腐シリーズの大先輩である。 こんにゃく「さぁぁあああ来いっ!!!!」豆腐でクリアすると使えるようになる。全身灰色で異様にテンションの高い鬱陶しい喋り方が特徴。武装はグレネードランチャーの火炎弾・火炎放射器・破片手榴弾x6。アツアツのおでんでも意識したのだろうか。文字通り火力は凄まじいものの、基本装備が継続ダメージありきであるため、即座に敵を怯ませられる手段に乏しい。継続ダメージで仕止める間合いの管理と、6個ある破片手榴弾を如何に有効活用するかが重要になる。 ういろう「よし、頑張るぞっ。」豆腐でクリアすると使えるようになる。抹茶味を意識した深緑色と、若さの目立つ控えめな喋り方が特徴。武器は破片手榴弾36個。基本的な進め方は豆腐と同じだが、殲滅力・ディフェンス回数が桁違いに高いため難易度は最も低い。その代わり1個たりとも回復アイテムを持っていないため、体力管理が非常にシビア。また咄嗟に敵を攻撃できる手段も無いが、コイツを出した頃には敵配置等は把握しているハズなので先手は容易に打てるだろう。 杏仁豆腐「オッケーデス。」こんにゃくorういろうクリアで解禁。プルプルとした白く艶やかなボディと、ノリの軽い喋り方が特徴。回復アイテムが豊富な反面、武器はガバメント・SAA・ナイフ1本と貧弱で、要は本モードにおける殆どの局面で不利を強いられる。クリアには計画的な回復や、強敵の切り抜け方に試行錯誤する事となるので、リプレイ性が高く強調されていると言える。最後に出現するキャラなので試行錯誤の面で計画立てやイメトレがしやすく、自力でクリアできた際の達成感は最も大きいと言えよう。 プリン「お疲れ様でぇす。」こんにゃくorういろうクリアで解禁。豆腐シリーズ唯一の女性(?)であり、黄色いボディと頭部に塗られたカラメルが食欲をそそる。武器はスパークショット・ロケットランチャー・ミニガン・閃光手榴弾x2と、豆腐シリーズ屈指の重装備を誇る。こちらも回復アイテムを持ってないが、殲滅能力がピカイチなのでロケランと閃光手榴弾の使いどころを間違えなければ難易度は低い。一定の緊張感を維持しつつも大火力で大群を薙ぎ払う爽快感があり、ここまでクリアしてきたご褒美という側面も併せ持った絶妙なモード。余談だが、タイラントに対してスパークショットが撃てる機会は本作の全ゲームモードで唯一ここだけである。 新モード「The Ghost Survivors」 発売翌月のアップデートで追加された、本編では死んでしまうキャラクター達を主人公に抜擢したIFシナリオの短編モード。限られたリソースを上手く活用して敵を倒すか避けるかしつつ、指定地点への到着、または指定条件の達成がクリア条件となる。全員にストップモーション風の演出や専用BGMが用意される等、アップデートでの追加ながら中々凝った作り。流石にボイスはないものの、無料アップデートでの追加モードとしては十分なものとなっている。指定地点へのルートは本編の攻略ルートを逆走するようなセッティングであり、既存マップでありながら新鮮な気分でプレイできる。 補給要素として「バックパックゾンビ」と「アイテムディスペンサー」が新たに登場する。前者はその名の通りバックパックを背負ったゾンビであり、姿勢を崩す事でバックパックの中に入っているアイテムを回収できる。後者はステージ各所に配置されているガム販売機のようなオブジェ。3つあるアイテムの中から1つだけ選択して回収できる。また、アイテムのやり繰りが重要なモードであるため、本編シナリオと違い武器(メインウエポン)を捨てられるようになっている。 このモードにしか登場しない特殊能力を持つ敵が出現し、よりアクション性とリプレイ性を強調したモードとなっている。難易度は高く、クリア記録が残らない代わりに敵配置がマイルド・物資弾薬が豊富な「リハーサル」という難易度設定が存在するほど。 このモードにもレコードがあり、達成すれば「アクセサリ」、所謂コスチュームチェンジを本モード限定で行えるようになる。その中身はリッカーやアライグマ、『7』のモールデッドと実に多種多様で、最難関のレコードを達成すると非常に嬉しいご褒美もある。 + 下記、各シナリオの詳細について 「No Time To Mourn」操作キャラはロバート・ケンド。本編では娘と共に自決を図った彼だったが、今回は「ある友人」から入った救援連絡を聞き、単身ラクーンシティからの脱出を試みる。 新たに「ガスボンベゾンビ」と「P-Zガスゾンビ」が登場。前者は赤いボンベを背負ったゾンビであり、ボンベを銃撃すると爆発し、周囲の敵に即死級の大ダメージを与えられる。バックパックゾンビと同様に、ダメージを与えてダウンさせればボンベをその場に落とさせることもできる。後者は発光する目と口から漏れる紫色のガスが特徴。噛まれると毒状態になる他、絶命時に毒ガスをまき散らすが、体力自体は低め。 「Runaway」操作キャラはキャサリン・ウォーレン(*8)。本編ではアイアンズに殺害されるが、IFでは反撃に成功し単身恋人の下へと向かう。IFでもアイアンズは死ぬのだ。 襲い掛かってきたアイアンズに、咄嗟に手に取ったナイフを使って反撃したという表現か、無限ナイフを所持している。 新たに「ペイルヘッド」というゾンビが登場。眼球のない頭部と、潤んだ白い全身が茶色く爛れたような醜悪な外見をしている。通常ゾンビよりもすばしっこい上に再生能力を持つため、多少の攻撃では怯みはしても一向に倒せない。その代わり死んだフリは一切しない。火炎放射器のような継続ダメージを与える武器か、マグナム以上の高威力の武器で大ダメージを与えることが有効打となる。あくまでIFシナリオに登場する敵だが、外見・設定共になかなか特徴的であり、次回作の『RE3』では本編にも組み込まれた。 「Forgotten Soldier」操作キャラはゴースト(*9)。NEST崩壊の余波でレオンが手放したGウイルスを偶然入手し、NESTからの脱出を試みる。あくまでIFだが、正史にしてもよさそうな結末を迎える。 崩壊間近のNEST内を進み脱出を目指すという本編と同じシチュエーションだが、特に制限時間はなく、急かされずにじっくりと攻略可能。 新たに「A装備ゾンビ」が登場。専用のアーマーを装備しており、これが装備された部位を攻撃してもダメージを与えられない。アーマーの部位は個体によりけりで、ゴール地点直前では弾丸がほぼ通用しないフルアーマー個体も登場する(主に爆発物で撃退可能)。 「No Way Out」操作キャラはダニエル・コルティーニ(*10)、上記3シナリオをクリアすると解禁される。本モードのみ、閉所(プロローグのコンビニ)で100体の敵を殲滅する事がクリア条件になっており、要するに籠城戦である。 アイテムディスペンサーは存在しないが、バックパックゾンビから得られるアイテムが豊富・強力であり、それらでやり繰りして攻略する。一切の弾薬を入手できないので、武器は基本的に使い捨てとなるが、その代わりハンドガンが無限化されている。ハンドガンの発砲を規定数以下でクリアすると嬉しい特典があるが、その達成には敵の誘導やボンベの巻き込み等の戦略性が要求される。 上記3シナリオの特殊ゾンビは全て登場する他、A装備とP-Zの特性を併せ持った「A装備P-Zガスゾンビ」が新たにが登場する。その名の通りの難敵であり、時には3色ハーブを使った被弾覚悟のゴリ押し戦法も行う必要がある。 全くの余談だが、このシナリオはゲームオーバー画面が専用のものになっている(*11)。 評価点 「優れた操作性」と「恐怖感の維持・向上」の両立 先述の通り本作は、リメイクに伴い一般的なTPSに近い操作性へと進化しており、直感的かつ快適な操作性を実現している。一方で攻撃力・耐久性・出現数等、敵側にも全体的な上方修正が行われているため、物資枯渇の懸念も相まって恐怖感は損なわれていない。操作性が改善・向上した半面、『4』以降と比べてプレイヤー側の性能を制限する仕様変更が多く、敵と対峙した際の緊張感を強めている。 一般的な雑魚敵だったゾンビの大幅な強化。 「"ゾンビ"が最も怖い」は本作のキャッチコピーでもあるが、それに違わぬ存在感と厄介さを兼ね備えている。ある程度の間合いが取れており、かつ単体での遭遇であれば、未改造のハンドガンでも十分に対処可能な強さに調整されている。しかし、飛び掛かりと吸い込みの範囲が広く署内は閉所も多いため、複数と対峙した際が特に危なく油断するとすぐに組み付かれてしまう。 緩慢と言えど、読み辛い不規則な軌道で頭を振りながら近付いてくるため、照準を絞ったヘッドショットはなかなかに難しい。照準の絞りは発砲の度にリセットされ、それでいて前述の通りゾンビはタフなので、焦ってしまうとゾンビ1体相手でも消耗しやすい。この「照準を絞ってゾンビ1体の頭を撃つ」という単純なアクションですらシビアであり、恐怖感を上手く演出している。 非常に高い体力によるタフさと、頻繁に繰り返す死んだフリからの奇襲性。本作のゾンビはタフながらもややダウンしやすい特徴を持つ。このため従来作よりも死んだフリからの奇襲を受けやすくなった。奇襲の方法も、通りかかった際に突然唸り声を上げて飛び付いてくるというもので、倒したと思って油断していた際の衝撃は大きいだろう。もちろん、死んだフリをするゾンビに攻撃すれば本当に死んでいるか否の判別はつくが、後述の通り本作はシビアな難易度になっている。このため「本当に死んでいるゾンビに無駄弾を使うだけになってしまうかもしれない」という心理的抵抗感もプレイヤーに圧力をかけてくる。 余談だが、この死んだフリの完成度があまりにも高かったため、発売直後には「今作のゾンビは不死身だ」「倒したゾンビが復活する」という誤解すら流れたほどである。実際は単にダウン中であるだけであり、HPを0にしたゾンビが復活する仕様は存在してない。 演出面も拘られており、組み付かれた際は、ビハインドビューから首筋が噛み付かれている事を強調する専用のカメラワークに入る。加えてもしその噛み付きで死亡した場合は、抵抗虚しく首筋の肉をごっそり齧り取られるという凄惨な演出が追加される。 頭部・胴体・四肢と、計6箇所の部位毎に細かく耐久値が設定されており、破壊時の状態も部位毎にしっかりと描写の差異がある。欠損描写自体は初代から存在するが、今作のそれは非常にリアルで、規制のほとんどがゾンビ関連であるほどにゾンビの表現に注力されている。 本作のゾンビはドアを隔てていても、一定の範囲までは追い掛けてくる。この特徴を持つ敵は他にはタイラントのみである。 リッカーの表現 『バイオハザード』シリーズの中でも高い人気を誇るクリーチャー「リッカー」は、これまでで最もグロテスクな見た目に仕上がっている。今作では背面から脊椎とそこに繋がる肋骨が露出していたり、全身も筋肉や筋膜の描き込みが細かい事と後述の「濡れ」の表現が相まって、正に「全身の皮を剥ぎ取って筋肉が剝き出しになっている」という、醜悪でおぞましいデザイン・ビジュアルが最大限に表現されている。元よりハード性能が進化するほど生々しく映えるグロテスクなデザインなのだが、リメイクの恩恵を最も受けたと言えよう。 見た目ばかりではなく、実際の脅威度もゾンビと同等以上に高い。 マグナム3発分以上という凄まじい耐久力に加え、走って音を立てようものなら高威力の爪攻撃が飛んでくるなど、正面から戦うのは極めて危険な難敵としての印象が強い。その一方で、ナイフで攻撃すれば大ダメージを与えられるという隠れた仕様もあるので、音を立てずに近づくことができれば先手必勝で排除も可能…という絶妙なバランスに仕上がっている。 2ndシナリオでは、原作と同じく警察署1F西側の廊下で初遭遇する。この際、廊下手前の待合室の窓を這っていく姿が見えたり、リッカーに気付かれていない状態で観察していると原作の初遭遇時のムービーと同じモーションを取る等、ファンサービスも細かい。 タイラントとの駆け引き 原作同様に幾度となく相対する事になるタイラントは、今作では不死身のまま攻撃してくる妨害モンスターという役回りに。一度出現イベントが発生すると、以降はリアルタイムで警察署内を巡回しながら、プレイヤーを捜索・追跡してくるようになる。つまり、イベントで現れては対処するだけだった原作と違い、探索・攻略を戦略的な鬼ごっこを伴いながら繰り広げる事となる。 後述の音響効果も相まって、鬼役であるタイラントの威圧感は凄まじく、緊張感を煽る専用BGMと鈍い足跡がプレイヤーを恐怖させる。この足跡と専用BGMは攻略要素でもあり、足音で大体の距離を、専用BGMの有無で気付かれているか否かを判断できる仕組みになっている。探索・攻略・恐怖感、全ての意味でサバイバルホラーとして効果的に機能しており、間違いなく今作の目玉要素の一つと言って過言ではない。 タイラント自体は広い部屋等であれば容易に対処できるが、撒いたら撒いたで恐ろしいかくれんぼの始まりである。いつ遭遇するか分からない緊張感は、人によっては追われている時よりも恐ろしく感じられるだろう。 ちなみにリッカーだけでなくタイラントにも、原作ファンは思わずニヤリとするファンサービスが盛り込まれている。追跡からある程度振り切った状態で、警察署一階の東側廊下を北側から階段側に向かって進むと…? 動作機構・デザイン共に細かく作り込まれた銃器 ストライカー方式・ハンマー方式・ポンプアクション等、各銃器はそれぞれの機構にきちんと即した極めてリアリティの高い挙動を示す。2種類の手榴弾は安全装置を外して投擲し、火炎放射器・スパークショットは架空の銃器でありながら機能的なデザインにされている(*12)。 原作でもスタッフの推薦で採用されたVP70(マチルダ)の拘りは尋常ではなく、3点バーストのスライドアクションがとてもカッコいい。ポリマー(合成樹脂)を多用したフレームの質感もしっかりと再現されており、金属光沢を持つ他ハンドガンとの質感の違いもよく分かる。もちろんVP70だけでなく、イングラムM11(MQ11)やコルトSAA(クイックドロウ・アーミー)等にもしっかりと拘った作り込みが施されている。 本作にはフィギュアという図鑑的な要素があり、作り込まれた各銃器を動作機構のアニメーションも含めてじっくり閲覧する事もできる。反面、非常に素晴らしい再現・作り込みをしているが故に、気になる人には気になってしまう問題がハンドガンにはある(詳しくは後述)。 高難度ながらも緻密に計算し尽くされたゲームバランス・レベルデザイン 本作の難易度は、基本的にプレイヤー側は若干弱く、敵側は高火力・高耐久という調整であり、初見プレイでは相当難しく感じる。しかしゲームをクリアした後に改めて振り返ると、それが緻密に計算された、極めて巧妙なバランス調整が行われている事が見えてくる。 自衛すら覚束ないハンドガンとナイフのみでゾンビを切り抜けねばならない緊張感の中、最初に手に入るハンドガンのカスタムパーツ。登場こそ早いがすぐには入手できない、しかしリッカー出現前には入手できるという緩急が心地よいグレネードランチャーorショットガン。武器弾薬やキーアイテムが嵩張りだした頃に拾えるサイドパック。1本目の耐久度が危うくなってきた頃に入手できる2本目のナイフ。装備の心許なさに由来する緊張感と、新しい武器弾薬を入手した際のカタルシス、本作はこの匙加減が本当に上手いのである。 もちろん、装備・アイテムの入手タイミングだけが練られているのではない。タイラント初遭遇前・G成体エリア突入前・G2戦前と、難所の前にはほぼ必ず3色ハーブが入手・調合できるよう配慮されている(*13)。リッカー初遭遇前にはファイルで事前に特徴を把握でき、イビー初遭遇前にはディフェンスアイテムと炎属性攻撃に関するアイテムを配置。難しくはあるが対抗策やヒントはしっかり用意されており、かつそれを悟らせない自然な形で…という絶妙なレベルデザインである。 ゾンビと初めて遭遇するプロローグのガソリンスタンドでさえ、実はノーダメージ・弾薬消費無しで切り抜けられるように調整されている(*14)。初見プレイではゾンビとの遭遇に恐怖してあたふたするが、慣れれば余裕でスルーできることに気付く、正に絶妙である。 リプレイ性の高さ 本作は『4』以降のような、大ボリュームのチャプター制ではない。クリアまで一直線のプレイなら、TPSに不慣れなプレイヤーでも初見で数時間程度のクリアタイムになるボリュームに収まっている。これは原作と同程度のボリュームなのだが、本作は一周あたりのボリュームを抑えることで原作以上の高いリプレイ性へと昇華させている。実際にプレイすると体感できるが、慣れてくると特に意識しなくとも3時間程度でクリア可能で、この約3時間が丁度いい塩梅なのである。決して手抜きではなく、原作のボリュームを踏襲しつつ原作の美点であるリプレイ性を強調、これもまた優れたレベルデザインと言える。オンラインランキングも実装されており、今なお多くのプレイヤーが競い合っている。中には最高難易度を1時間以内で突破する猛者も…。 本作には「レコード」という一種のチャレンジ要素があり、これを達成すればコンセプトアートやフィギュア等が解禁されていく。 例を挙げると、「スーパータイラントを爆発まで5分以上残して倒す」「全てのカスタムパーツをレオン/クレア編で入手する」等。 この内のいくつかはトロフィー/実績も兼ねている。やり込み甲斐があり、本作の高いリプレイ性をより際立たせる要素と言えよう。 シリーズ恒例のクリア内容によるランク付けもレコードの条件である。最高難易度の最高ランク達成で、無限サブマシンガンのLE5が解放される。 とはいえ、全体的に見るとリプレイ性を妨げる要素が皆無な訳ではない。詳しくは後述。 高度なサウンド技術と、それを効果的に用いた場面 本作はリアルタイムバイノーラルを使い、サウンドエフェクトはどれもが立体的に聴こえる。多様な環境音や音響表現が駆使されており、5.1ch対応ヘッドフォンを用いれば敵の気配までもが伝わってくるほどのクオリティである。この聴覚効果は単なる演出や臨調感を感じられるだけでなく、ゲーム性にも深く関わっており、前述の通りタイラントへの影響は特に大きい。ヘッドフォン不使用でもゾンビのいる方向が分かるほどだが、演出面でも攻略面でも、できるだけ高性能のヘッドフォンの使用を推奨。 精密に書き込まれたリアルかつグロテスクなグラフィック ゲームエンジンは『7』に引き続き「RE ENGINE」を採用。同作の特徴・評価点であったグラフィックの優秀さは本作でも健在である。燃え盛る市街地や、惨劇を物語る警察署等、原作の雰囲気を損なわずに、極めて緻密な美しいグラフィックに昇華されている。特に警察署は、原作を尊重しつつも絶妙にアレンジされたグラフィック・構成であり、原作ファンにはたまらない仕上がりになっている。 不快感を煽るため、汚れや水等の「濡れ」の表現にはかなり拘られており、特にゴミと汚泥が散乱した下水道のグラフィックは凄まじい。一方でそこを抜けた先の研究所は、それまでとは一転して清潔感を漂わせる雰囲気であり、かえって不気味さを煽る演出として機能している。 原作でプレイヤーから散々ツッコまれていた奇想天外な仕掛けも、原作を尊重しつつ、ある程度リアルなものとして再構成されている。また、警察署内にトイレが一切ない事もよくツッコまれていたが、こちらもリメイクに伴い、シャワールーム等と共に追加されている。 グラフィックの優秀さは折り紙付きだが、重箱の隅を突くと決して非の打ちどころが皆無なわけではない。例えば「顔面に裂傷を受けた警官の顔を観察するシーン」では、口蓋にあたる部分と裂傷部分が同じテクスチャで描写されてしまっている。凄惨な光景故に目を覆いたくなるシーンだが、解剖学的にじっくり観察してしまうと違和感は一応ところどころにはある。そこまでしないと違和感を嗅ぎ取れないというのだから驚嘆なのだが…。 ハイクオリティな映像と演出で表現されるシナリオ 原作の時点で大作映画的な物語・演出だったが、リメイクに伴い演出面が大幅強化、正に一本の映画を見ているような気分に浸れる。一部の展開や設定が若干変更されたものの、原作の人物関係や背景等は概ね踏襲。粗もなくはないが原作の物語を見事に再構成している。警察官としての使命・正義に燃える若きレオンと自らの使命とレオンへの想いに揺れるエイダ、狂った夫と娘への愛情に葛藤するアネット。そして、G生物の胚を植え付けられたシェリーの危機と、彼女を救うべく奔走するクレア等、原作の見どころが余す事なく表現されている。 本作では従来までの英語音声に加え、スペイン語・フランス語等多数の言語に対応。もちろん日本語吹き替えも収録されている。英語音声の声優は原作から変更されており、ネイティブが使うようなスラングも意図的に盛り込まれていて自然な演技になっている。日本語音声はレオン役の森川智之氏やクレア役の甲斐田裕子氏等、『ORC』等の派生作で担当した声優が引き続き担当している(*15)。洋画吹き替え経験のある声優が多く採用されていることもあり、演技面も問題ない。 設定ではそこそこ関与しているが、原作では割とあっさり死んでしまった「ロバート・ケンド」の扱いも、本作では大きく見直された。詳細は省くが、本作では「ラクーンシティの悲劇を表すキャラクターの一人」として扱われ、次回作『RE3』でもさらに掘り下げられている。 ユーザーインターフェースの大幅な改善 マップ機能は『bh1』の、未入手のアイテムや解いていない仕掛けがあれば赤に、それらを全て行えば青という仕様に変更された。さらにアイテムを入手せずに近くを素通りした場合、マップ上にそのアイコンが表示されるようになり、取りこぼしの可能性がほぼ消滅。鍵が必要なドアも、開かない事を確認すればマップ上に必要な鍵がアイコンで表示されるため、どこに行けばいいか迷う事もなくなった。 「組み合わせ」を行えるアイテムを拾った際、インベントリに入れなくてもその場で組み合わせができるようになった。例えば銃器のカスタムパーツを拾った際、「入手してインベントリを開いて装着」という手順を踏まずとも、その場でパーツの装着が可能。インベントリに空きがなくてもハーブの調合やキーアイテムの組み合わせられるため、これによる恩恵は地味ながらもかなり大きいと言える。ちなみにゲームバランスとの兼ね合いのためか、『4』と同じく弾薬のリロードだけは不可。手動リロードのみである。 主人公間の格差の改善 原作ではパートナーや使用可能な武器の違い等から、およそレオン編の難易度がクレア編よりも下回っていた。しかし本作では、パートナーはそれぞれ別パートで操作するようになった他、使用可能な武器についても全面的な見直しが行われた。勿論プレイヤーの好み・プレイスタイル・思い入れ等にもよるものの、客観的に見て難易度の差は概ね改善されたと言えよう。 大まかな傾向としては、レオンの武器は使いやすさとDPSに優れ、クレアの武器は総ダメージ量で勝るといったところ。最終的にクレアは火力過多になりがちであるが、それは時間を掛けて入念な探索を行い、全ての武器と弾薬を揃えた場合の話。アイテムスロット数の少ない難易度HARDCOREや、高ランク狙いのタイムアタックの場合、両者の武器バランスは一気に狭まる。 武器全体の性能もカスタムの存在でバランス調整が行われ、初期装備のハンドガンも最終的に終盤のボス戦にも通用する性能になる。 豊富なファンサービス 特徴で上げられている通り、原作に関連する小ネタは非常に豊富。そんなところまで拾うのかというほどの細かなネタが用意されている。特定のハンドガンを装備した際のレオンの構え方や、S.T.A.R.S.のオフィスで誰かさんの机を調べた時に「あの」フィルムが入手できる等、原作をやりこんだ人なら思わず笑ってしまう小ネタが多数。市内の看板やオブジェクトの配置等も原作を再現しており、いちいち芸が細かい。また、原作で良くも悪くも特徴的だった大がかりで複雑な仕掛けは多少のアレンジを加えつつもそのまま残されており、チェスをモチーフにした複雑な仕掛けについて「施工会社の社長がチェス愛好家」という設定を追加するなど、物語から浮き過ぎないよう工夫されている。 一方で単純なリメイクにならないよう、原作ファンの予想の裏を行くかのような「ずらし」も多い。例えばリッカーは、1stシナリオではS.T.A.R.S.オフィス前で、2ndシナリオでは1F廊下で初遭遇…という原作とは逆の構成になっている。終盤で乗ることになるターンテーブルも、原作では研究所への移動に使われたが、本作では研究所からの脱出に使われる展開に変更されている。この「原作とは逆の展開を行く」というパターンは意外にも多く、原作と照らし合わせてみるのもまた面白い。また、女神像のギミックが原作ではなく『アウトブレイク』を意識した物に変わる等、外伝系列をプレイしたプレイヤーもニヤリとできる改変もある。なお、この改変はあくまでも演出面のみで、原作経験者をはめようとする引っ掛けや、原作知識で有利になる要素等は一切無い。原作知識がきちんと楽しめる要素として機能しつつ、プレイへの干渉自体は無いという点は、リメイクとして実に良心的な配慮である。 BGMの切り替え 「コレクターズエディション」等に同封されるDLC(後に有料配信)を適用すれば、作中のBGMを原作のそれに変更できるようになる。何気ない要素に思えるが、もともと本作は原作の雰囲気を忠実に再現したリメイクであるため、変更してもびっくりするほど違和感がない。ちなみにただ変わるだけでなく、「G3戦のBGMのイントロがG3戦の開始と同時に終わる」等、流れるタイミングもバッチリ考えられている。あまりにも本作との親和性が高すぎるため、変更したままプレイして本作のBGMを殆ど知らないというプレイヤーも普通にいるほどである。勿論本作のBGMが決して悪いわけではなく、本作の雰囲気に上手くマッチさせており、原作のアレンジもある等、十分に高クオリティである。 ちなみにBGMだけでなく、カーソル移動・決定・アイテムBOXの効果音まで変更される。この細かさも地味ながら高評価ポイント。 賛否両論点 本作のキャラクターデザインは、従来作や映像作品から一転して、実在する俳優等をモデルにしたリアル指向の造形になっている。顎が割れたレオンや老けた印象のアネット、芋臭い顔立ちになったシェリー等、PV等でのビジュアル公開当時から賛否が分かれていた。特にレオンは『4』や『6』等で既に顔の造形が固まり切っていたため、拒否反応とは言わないが、困惑するファンも少なからずいた模様。一応、発売後は作品全体の完成度の高さも相まって、こういった声は沈静傾向に向かっている。 また、外見のみならず内面などにも改変が見られる。特に脇役はこの傾向が顕著。 前述の通り、上記のキャラクターと同じくクリーチャーの設定・デザインの面でも一部に大きな変更が加えられている。イビーに至ってはほぼ別物化しており、純然な植物型のクリーチャーを期待していたプレイヤーからは「原作の方が良かった」という意見がままある(*16)。 先述の通り、クレア編はサブマシンガンが標準装備となった影響か、ボウガンは削除されてしまった。無論バランスや進行面での影響がないよう作られているが、特徴的な武器だっただけに惜しいところである(*17)。 ザッピングシステムの廃止 原作のザッピングは作り込みが甘く、同じ主人公で2回仕掛けを解く等、シナリオの整合性が取れていなかったが、斬新でもあった。しかし本作ではバランスの調整が難しいと判断されたのか、「ザッピングシステム廃止」というかなり思い切った判断が行われている。同時進行ならまだしも、「別々のシナリオで敵・物資・仕掛け等を共有する」という調整が恐ろしく困難である事は想像に難くなく、本作の完成度を見れば完全廃止は英断だったと言えるだろう。しかし表シナリオでフラグを立てておかないと開かない扉といったザッピングシステムだからこそできたこともある等斬新かつ意欲的なシステムだっただけに、上手く調整して再導入してほしかった…という声は決して少なくはない。一応、シナリオ上での両主人公同士のリンクや、同ステージ中に一方の主人公では探索出来ない箇所の存在、操作キャラクターにのみ固執するような追跡の仕方をしないタイラント等、その名残りは各所に見て取れる。 隠し武器の解放条件 シリーズ恒例の最強の隠し武器は、「難易度HARDCOREでランクS+クリア」というかなり難しい解放条件に設定されている。原作では裏シナリオ限定ではあったものの、NORMAL以上の難易度は存在しなかったため、ライトユーザーには厳しい調整と言えよう。ただ救済措置として無限ナイフの使用が許されており、今回は1st・2ndを問わないため、アイテム・ルート管理を吟味すれば十分達成可能な範疇である。アクションや運よりも計画性の比重が多い設計なので、学習と努力を重ねれば必ず突破できるのは評価できる。また、今作は従来作と違ってポーズ中に時間が経過しない仕様なので、その間にルートの吟味や対策を熟考することもできる。トロフィーも「STANDARDをSクリア」「HARDCOREをクリア」だけで、トロコンにS+クリアは要求されないよう配慮されている。 若干不自然な射撃時の仕様 前述したように、発砲時は銃口からではなく画面中央の照準から弾が射出される仕様になっている。本作のゲームカテゴリはTPSだが、射撃時のみFPS寄りの形式となるせいで、接近戦や壁越し射撃等を行う際に不自然さが出てしまっている。極端な話、銃口が上を向いているのに真正面に射撃できたり、銃口が敵に密着していながら当たらないということが起こってしまう。 一応、これは「TPSの視界の広さ」と「FPSの射撃の精密性」の両方を良いとこ取りしたが故の仕様ではある。しかし『4』等の過去作のバイオを含めた"銃口から弾が射出されるTPS"の感覚でプレイすると戸惑う可能性がある。さらに射撃時にはズームする仕様のため、必然的におぞましいクリーチャーをクローズアップさせることになり、恐怖感を向上させる役割にも貢献している。 問題点 大型拳銃の性能が微妙。 先述の通り2ndシナリオでは大型拳銃を使用できるが、どちらもやや癖が強い上、総合性能としてはせいぜいカスタムハンドガンと言った程度。更に2ndシナリオでは、9mm弾の入手がガンパウダーの調合のみに限定されるため、大型拳銃の使用をある程度強制される事になる。 つまりまとめると、武器種が増えた事による恩恵に対して、アイテムのやり繰りの煩雑さが釣り合っているとは言い難いのである。アイテム欄の少ない序盤は、パウダーを調合して弾薬に変え、それを拾った弾薬とまとめてアイテム欄を確保…という管理が重要だった。しかし2ndシナリオではその管理を行いにくく、結果として(それほど極端ではないが)アイテム欄のやり繰りが難しくなってしまった。 1stシナリオをクリアしたプレイヤーなら、各アイテムの配置を大まかに覚えているはずなので、差別化・難易度調整とも取れる。しかし仮にそういった意図なら、弾数・威力・特性等の面で、もう少し性格の異なる味付けにしてもよかったのではなかろうか(*18)。結果として煩雑性だけが強調されてしまい、ここは原作と同じく9mm弾を装填する仕様の方が快適だったと思われる。 連射武器のコントロール 本作には4種類の連射武器(カスタム化マチルダ、クイックドロウ・アーミー、サブマシンガン、ミニガン)があるが、どの武器もボタンを押し続けている間はずっと連射し続ける(マチルダは3点バースト)のでボタンを離すタイミングが遅れると無駄撃ちになってしまう。 通常プレイにおいてカスタム化が任意のマチルダや、弾数の多さで弾を大量に浴びせるのが前提の武器性能であるサブマシンガンやミニガンは良いとしても(特にミニガンは最終戦前提)、クイックドロウ・アーミーは2ndシナリオで開始からクリアまで攻略の主力を担うため、この無駄撃ちの消耗は見逃せない欠点となってしまっている。 クイックドロウ・アーミーは厳密な連射武器ではなく『ファニング』というガンプレイによって連射するのだが、クレアは常にこの撃ち方で、通常の撃ち方との使い分け等は一切無い。 先述した通り幾つかのクリーチャーがリストラされてしまっている(*19)。 追加エピソードには新クリーチャーも登場するが、そもそも本編とは関係ないパラレル設定である。 勿論レベルデザインはそれに併せて開発されており、評価点の通り既存のクリーチャーはとてもよく作り込まれているので新鮮みは決して薄くないが、印象的なクリーチャーもいただけに惜しまれる。ゾンビ改やリッカー改などのマイナーチェンジはいいにしても、クロウやジャイアントスパイダーなどをREエンジンで拝めなかったのは原作ファンにとっては寂しい所。 特にモス・ジャイアントは『ダークサイド・クロニクルズ』で原作とは大きく異なる個性が与えられていただけに惜しい。 リストラとはやや異なるが、ウィリアムのGも操作方法自体が違うので戦闘内容に変更があるのは仕方がないものの、旧第4形態変形後(*20)に当たるものが無くなってしまっている。(新第4形態の外見・戦闘場所・行動パターンなどは旧第3形態(*21)の方が近い。) 1stシナリオと2ndシナリオの変わり映えの無さ 本作は主人公間の差別化は非常に上手く行われた一方で、表/裏に相当する1st・2ndシナリオの差別化は退化してしまっている。原作での表/裏シナリオは、攻略ルート・ストーリー・ボスまで細かく仕様が変更され、各パートで異なる遊び方を楽しむ事ができた。しかし本作の変更点は序盤のルート・謎解きの答え・先述した大型拳銃・最終ボスと戦える程度であり、ストーリーも殆ど変わらない。一応タイラントが序盤から出現し、1st主人公が残したメモを入手できる等の違いはあるが、原作経験者は物足りなさを感じるだろう。 本シリーズの歴史では「クレア表・レオン裏」が正史とされており、本作のストーリーもそれをベースに制作したと思われる。ザッピングといいストーリーといい、方向性を絞って開発する事で完成度を高めたのだろうが、どうしても淡白な印象は否めない。 誤解のないように付け加えるが、これらは原作のボリュームが異例なほど膨大だったが故の相対的な評価であり、決して本作がボリューム不足だという指摘ではないことに留意されたし。 先述の通り本作は、非常に高いリプレイ性を持った作品であるが、これを損なわせる要素が一部存在している。具体的にはパートナーであるエイダ・シェリーの操作パートと、レオン編におけるアリゲーターからの逃走がこれに当てはまる。 いずれも本編とは異なるゲーム性での操作を強いられる上に、原則的に1st・2nd・難易度問わず、やる事やシナリオに変化がない。エイダ・シェリーパートのみで実績解除できるトロフィーもあるが、原作と違ってメインキャラクターに渡せる弾薬を入手できる等のメリットもないため、周回を重ねる程メインパートに対する中弛みとなってしまいがち。とは言え原作再現には必要なパートでもあり、必要以上に冗長さがあるわけでもないので、このたった2点を本気で気にする人はそこまでいないだろう。 不規則要素・ランダム要素 先述の通りタイラントは、「サバイバルホラー」というジャンルを強調させる要素として効果的に機能しており、この点は好評である。しかしタイムアタックとなれば話は別。巡回に規則性が少なく、対峙した際にはアドリブを要求されるため、安定・安全な対処をしにくい。一定ダメージで一時的に行動不能にできるが、原作の弾薬ドロップが廃止されたため、タイムアタックにおける戦闘はほぼ無意味なものに。 尤も初見プレイでもなければ、この時までに各手榴弾が3個ほど入手できているため、使用に抵抗がなければ対処自体は容易に行える。更に「銃声や足音に反応する」という特徴があり、接近時には分かりやすい足音がする存在感の大きさから不意打ちは殆ど喰らわない。タイラントという要素自体は、ゲームとして非常に絶妙なバランスでまとまっている(*22)。 ある意味タイラントよりも厄介な要素が、特定キーアイテムの入手に必要な「ポータブルセーフ」という小箱の存在。詳しくは省くがランダム性が非常に強く、開錠には運と時間を確実に要求されるため、探索に水を差す要素となってしまっている。ゲームクリアに必須な仕掛けではないが、この仕掛けの解除がサイドパックの入手条件の1つなので、ゲームに慣れるほど煩わしさが伴う。特に難易度HARDCOREはサイドパックを3つしか入手できず、しかもよりによってその内の1つの入手に、この仕掛けの解除を2度も要求される。通常プレイならまだしも、タイムアタックではこのランダム性との相性が悪く、銃声という法則を持つタイラントと違い評価は芳しくない。 通常版とZ版で殆ど変わらない規制内容 先述の通り本作の商品展開は、マイルドな表現の通常版とより過激なCERO ZのZ版の2種類である。しかし、このZ版でも人体欠損等の残酷な表現の多くが削除されており、通常版と大した違いがない。これって前にもあったような…。 序盤の警察署にて、警官が僅かな隙間から助けを求めるも一歩遅く、ゾンビに食い殺されるというシーンでは、この規制の差が特に顕著。北米版では、警官が腹部から下を千切られているという衝撃的な描写だが、国内版はレーティングを問わず足を食い荒らされるのみになっている。シーン全体やボイス等に違いはないが、表現がマイルド過ぎてインパクトが薄く、北米版を知っているとどうしても味気無さは否めない。 表現のみならず、ゲーム性にも少なからず影響を与えてしまっている。先述の殉職警官は、本来ならば中盤に這いずりゾンビ化するが、国内版は下半身を失わなかったが為に通常の直立ゾンビと化してしまう。 「特定武器でゾンビの頭部を攻撃すると、稀にクリティカルが発生して頭部が吹き飛ぶ」という演出は本作にも採用されている。しかし国内版はレーティングを問わず、クリティカルが発生してもゾンビの頭部が吹き飛ばず、普通に頭部を攻撃した時と同様に黒くなるのみ。一応「通常とは効果音が違う」「大量の血液が出る」の2点で発生を判別できるが、やはり表現が単純な北米版と比較して分かりにくさは否めない(*23)。 あと、スーパータイラントの死にざまが残酷描写削除の有無でだいぶ変化しており、フル描写の北米版では「ロケットランチャーで胸から上が吹っ飛んで血をドバドバ流しながら下半身が倒れる」という最期だが、マイルド描写版だと「ロケットランチャー直撃にもかかわらず、原形とどめたまま前のめりに倒れる。」という、 どう考えてもあの化け物がこの程度で死ぬはずないだろう とツッコミたくなる展開になる。欠損描写がどうしてもだめだというのなら、「爆発後スーパータイラントが跡形もなく消えていた」とか「倒れた後ドロドロに溶けて消滅」ではだめだったのだろうか…。 なお、Win版はDL販売のみでリテールパッケージ販売がないため、日本のSteamストアではCS版と同じ表現規制が施されているが、無規制版は正規のSteamキーを扱っている外販サイトで「日本からでも登録認証可能なワールドワイド版のキーを購入する」という方法で回避できる(*24)。知識があるなら海外のMOD制作者が開発した規制解除MODを導入する手もあるが、当然ながら上記以上に正規の方法ではないため、導入は自己責任になる(*25)。 敵モンスターの死亡表現 今作はリアルさを追求するという名目で、リメイク前の敵が完全に死亡すると血が広がる表現がなくなっている。しかし、これが原因で死亡したと思った敵に奇襲される可能性がある。しかも今作はシリーズ初のナイフに耐久性があるため、死亡確認が面倒。 ゲームには直接関係しない細かな指摘ではあるが、ハンドガンは多くの種類がありながらも銃声がいずれも同じ。 同じベレッタベースの各サムライエッジならまだしも、VP70とブローニングHPで同じ銃声なのは流石に違和感を禁じ得ない。一応、使用する弾薬が「9パラか.45ACP弾か」で差別化しているが、それでもガバとSAAで銃声が同じというおかしさは残る。過去作、特に『5』は全て実銃から銃声を収録していたので、それらと比較すると作り込みの浅さ・味気なさは否めない。評価点で挙げたように、そもそもの銃器の作り込み自体は素晴らしいだけに画竜点睛を欠くというものである。 総評 シリーズでも評価の高い原作を、最新技術で現代に蘇らせた本作は、新規・原作ファン双方にオススメできる良作に仕上がった。 『CODE Veronica』以前のサバイバル要素と謎解き要素、『4』以降のTPS要素を兼ね備えた、『バイオハザード』シリーズの集大成とも言える内容である。 もちろんリメイク作品としての評価のみならず、『バイオハザード』シリーズとして、そしてホラーゲーム全体としても最高クラスの出来栄えである。 『1』では「クリムゾンヘッド」という要素によってゾンビの恐怖を演出したが、今作では変化球無しで純粋にゾンビとしてのあり方を突き詰めて恐怖感や危険性を最大限に高めた創意工夫は、ホラーゲーム全体で見ても特筆すべき評価点であろう。 現在では廉価版の発売によって手に取りやすくなっているため、興味のある方は是非プレイしてみてほしい。 余談 本作は商業的にも大成功を収めており、2019年12月時点で全世界500万本、2020年6月末時点で700万本を超える大ヒットを記録した。原作『2』の全世界売上はプレイステーション版単独で約500万本。当時とは機種数や販売方法等の条件が異なると言えど、発売からおよそ一年程度の短い販売期間で、原作を超える販売本数を記録した事は、十分に称賛すると言えるだろう。 原作の隠しクリーチャーであるブラッドゾンビも未登場だが、警察署の正門地下に彼の写真が使われたS.T.A.R.S.勧誘ポスターが貼られている。 写真の彼は新規のモデリングだったため、「出す予定があったのでは」「今後発売されるであろう『3』リメイクの予告では」等と噂された。 そして実際に、2020年4月に『3』のリメイクである『バイオハザード RE 3』が発売。原作通り彼が登場し、本作のマップの一部も使用されている。 『RE 3』の公式発表後、レオン編で立ち寄るガンショップにジルからの書置きのテキストがアップデートで追加されている。取得するとファイルに追加されるが、これを取らなくてもファイル全閲覧のレコード(及びトロフィー/実績)は達成可能。 『2』のリメイクはファンからも長年待ち望まれていて、開発側も何度も企画するも諸事情で断念を繰り返した事情がある。 そんな中で有名な話が「イタリアのファンによって『2』の非公式リメイクの開発が行われていた」という逸話である。 こちらは2014年にゲームエンジン「Unity」を用いて開発されていたが、カプコンからの要請を受けて開発中止された。 それとほぼ同時に本作の開発が進行しているという公式情報がアナウンスされたことで、『バイオハザード』ファンに衝撃を与えたのである。 なお、非公式リメイクの開発チームは後に『バイオハザード』シリーズをリスペクトしたオリジナル作品『Daymare 1998』をリリースしている。 さらに、このオリジナル作品には前日譚を描いた続編『Daymare 1994 Sandcastle』も発売されている。 本作のWin版は、画質設定の高品質側が凄まじいマシンパワーを要求し、CPU/GPUのベンチマークソフトとしても知られている(*26)。 4K出力はもちろん8K出力まで対応しており、4K最高品質の60FPS動作には発売時点でのハイエンドGPU(Turing GPU・RTX2080Ti)が必須レベル。 8K最高品質設定はハイエンドCPU(Core i9 / Ryzen 9)とハイエンドGPU(RTX2080Ti)2枚挿しでも60FPS動作が困難というモンスター級。 本作のグラフィックを流用したVR体感型アトラクション『バイオハザード バリアント レイド』が、発売同年の2019年よりプラサカプコン3店舗(池袋店・広島店・高知店)で稼働している。 一般層が遊ぶという都合上、銃撃しても血飛沫が出るだけで敵のモデリング自体は無傷という、本作の国内版以上に暴力描写が抑えられている。 2022年6月14日に本作『RE 2』のPS5/XSX版が発売された。また、同年11月11日にはクラウドで遊べるSwitch版が発売された。 2024年1月16日にはWin(MS Store)でも配信(*27)。
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/972.html
バイオハザード5 / Resident Evil 5 カプコン 2009年3月5日 PS3.Xb360.PC バイオハザードシリーズの一つ、 前作バイオハザード4同様にTPS視点によるサバイバルホラーA・ADVで、 アフリカの某国キジュジュ自治区で、寄生虫マジニに感染し凶暴化した人々が襲い掛かってきます バイオハザード5 Deluxe EditionはXbox360のサントラCD付きの限定版 バイオハザード5 PLATINUM COLLECTIONはXbox360の廉価版 バイオハザード5 オルタナティブ エディション PSNで配信されている。追加エピソード等のDLコンテンツを纏めた物
https://w.atwiki.jp/mer_ce_na_ries/pages/11.html
新規作成で作成したページをここに追加していけばおk。 マーセナリーズでプレイした記録を思いのままに、 ミニ戦争やオリジナルの遊び方なんかも良いかもです。 バス停にて 予期せぬ終結
https://w.atwiki.jp/mercs/pages/11.html
ゲーム概要・特徴 概要 発売日:2005/4/28 プラットフォーム:PS2 ジャンル:アクションシューティング(TPS) プレイヤー数:1人 オフライン専用 開発元 Pandemic Studios http //www.pandemicstudios.com/ 北米ではXbox版も発売、国内Xbox360本体でもプレイ可能だがフリーズ等で安定しないようだ。 内容 戦場と化した"北の地"で、最も危険な権力者に挑め。 核武装により、超軍事国家を築こうと画策する権力者がいた。 反乱軍を組織した権力者は、諸外国との国交を断絶し、情勢は悪化の一途を辿っていた……。 事態を重くみた国連軍は、屈強なマーセナリー(傭兵)を"北の地"へと送りこんだのである。 360度どこまでも続く広大な戦場がゲームの舞台。 プレイヤーは、無政府状態に陥った街を自由に移動しながら、戦地に駐留する各国軍の指示を受け、数々のミッションを遂行するのだ。 装甲車、戦車、ヘリコプターなど、登場するすべての車両を乗りこなし、権力者の野望を粉砕せよ!! プレイヤーは傭兵派遣機構「ExOps」から派遣される「マーセナリーズ」のメンバーとして平壌へと降り立つ。 ミッション目的は「Deck52」と呼ばれるトランプのカードになぞらえた52人のクーデター軍幹部達の処理。 しかしその最終目標はクーデターの首謀者、Deck52-スペードのエース「チョイ・ソン将軍」の処理である。 その身柄にかけられた賞金は1億$。 プレイヤーはショットガン アサルトライフル サブマシンガン スナイパーライフル バズーカといった携行火器 一般車両 スーパーカー 装甲車両 戦車 戦闘ヘリコプター等々、40を超える多彩な車両 各勢力からの空爆支援、補給支援、車両の配備請求といった強力無比な援助 そしてなにより自分自身の戦闘技術をもって、世界で最も危険な戦場を駆け抜けることになる。